■ つぼみのひろば バックナンバー 

お子さんに、生まれてきたことの素晴らしさを伝えて
自尊感情や自己肯定感を育てていきましょう。

新潟青陵大学看護福祉心理学部看護学科准教授
池田かよ子(いけだ かよこ)先生

いのちのすごい力を使って生まれてきたことを伝えよう

 みなさんは「誕生学(R)」をご存知でしょうか。「誕生学」は、「生まれてきたことが嬉しくなることで、未来が楽しくなるように」との思いから、子どもやお母さんに「生まれてくる力」について伝えていくライフスキル教育プログラムです。
 私は助産師として出産に関わってきましたが、出産を子どもの立場から語られることが、とても少ないと感じていました。例えば出産のとき、赤ちゃんはいろいろな工夫をして生まれてきます。子宮といういのちの部屋にいるときは自分で羊水をきれいにしていますし、いっぱい動いてお母さんと交信します。生まれるときにはいのちの道を通りやすい格好になって、お母さんの骨盤を通るために回転をしながら出てきます。そういうことを、赤ちゃんは誰も教えないのに一人でやって生まれてくるのです。このように、自分がどんなふうにお母さんのお腹で育ち、生まれてきたのかを知ることで、きっと「自分はすごい力で生まれてきたんだ!」と感じることができ、それが自分を大切に思ったり自尊感情や自己肯定感を育むことにつながるのではないでしょうか。
 「誕生学」は、未就学児から大学生、成人それぞれの年齢に合わせた伝え方で、妊娠出産のしくみを伝えます。大きいお子さんには「あなたたちは愛情をいっぱいに受けてかわいがられて生きてきた歴史がある」ということを思い出してもらいます。そうやって守られてきたいのちだから、今度は自分でそのいのちを守っていこうと感じたり、自分だけでなく周りの人のいのちも大事にしていこうと考えられるようになるようです。

日ごろの会話から「生まれてきてありがとう」という思いを伝えよう

 妊娠出産のしくみをきちんと知ることは、大人にとってもとても大切なことです。お産は痛くて大変というイメージがあるかもしれませんが、お産はいのちを生み出す素晴らしいこと。自分の母親との関係を考えたり、さまざまな体験をフラッシュバックしたりする機会でもあります。そして、お産のときにはお母さんも身体を整えて頑張っているのだけれど、胎児も頑張っている。だからお互いにいのちの力をいっぱい使って出産し、生まれてからもいのちの力をいっぱい使って育っていくということを、親子がお互いに感じあえれば幸せなことです。
 帝王切開での出産については、お子さんに、「どうしてもあなたのいのちを守りたかったから、お母さんのお腹に窓をあけて、お医者さんや助産師さんやみんなの力を合わせて出産をしたのよ」と、ぜひ話してあげてください。このように、いのちのスタートのところを聞かせてあげるのは、とても大切なことなのです。
 今、子どもたちはいろいろな環境の中で育っています。なかなか自信を持てない、自分を大切に思えないという子どもも多いようです。だからこそ、日ごろからお子さんといのちの素晴らしさについて語りながら、「生まれてきてありがとう」という気持ちを伝えてほしいと思います。
Point
■「誕生学」は生まれてくる力について伝えることで、いのちの大切さを知り、自尊感情を育むプログラム。
■「生まれてきてありがとう」という気持ちを伝えよう。
■出産というスタートを知ることが、いのちの素晴らしさを知ることになる。
子育て講座のご案内
【日時】10月15日(土) 10:30~12:00
【講師】小嶋 かおり(新潟青陵大学短期大学部助教)
【受講料】無料
【定員】30名
【会場】新潟青陵大学・短期大学部
【保育】15人まで(先着順、要予約、保険料100円負担あり)
 ※生後6カ月からのお子様を対象とさせていただきます。

詳細、お申込みにつきましてはホームページをご覧いただくか、下記問い合わせ先まで資料をご請求ください。


新潟青陵大学・短期大学部エクステンションセンター
新潟市中央区水道町1-5939 TEL.025(266)9550
ホームページ http://www.n-seiryo.ac.jp
E-mail ex@n-seiryo.ac.jp



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編集者 今特集の「コラボレーション」―。成熟期を迎えている経済社会の一つのあり方を体現しているように思います。食にファッション、本県ならではのコラボ内容に本県企業、地域経済の未来を重ねるのは私だけでしょうか。3事例のうち、「つば九郎米」の記事は、うれしい気持ちにさせてくれます。今から3年前の東京支社時代、商品開発のきっかけとなったプロ野球ヤクルト・巨人戦の神宮球場に県の観光イベント取材で足を運んでいたのです。県知事が高田繁監督にコシヒカリをプレゼントしたほか、始球式を務めました。センター上段のオーロラビジョンには、回と回の合間に本県をPRする映像を放映。球場全体がプレゼンの場と化した記憶がよみがえります。このイベントから「つば九郎米」が誕生したことに「行政もやるもの」と拍手を送りたいものです。(浩) http://www.assh.ne.jp
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