新しい家族の誕生は家族みんなを成長させてくれる |
最近の出産の様子は、昔に比べるとずいぶん変わってきています。夫が妊婦健診に付き添ったり、分娩室に入って出産に立ち会い、妻を励ましながらその喜びを共有することも多くなりました。ですから夫の「お父さんになる」という意識も、以前に比べると高まっているのではないでしょうか?
赤ちゃんのお兄さんやお姉さんはどうでしょう。自分中心だった家族の視線が新しい家族に注がれることによって赤ちゃんがえりをすることもありますが、それも一つの試練ですし、子どもが成長するためには必要な過程だと思います。また、お父さんお母さんは自分が親になることによって自分の親の偉大さに気付いたり、子育ての協力を得て感謝の気持ちを持つことで、親子関係の再構築をすることにもなります。
このように、新しい家族の誕生は、赤ちゃんを産んで育てるお父さんお母さんを中心に、家族にも大きな成長をもたらしてくれるのです。
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次世代へ社会をつなげていくために社会全体で子育て支援を |
さらに社会の視点(単位)でとらえてみると、新しい家族の誕生は、次世代へ社会がつながっていくための大切なことです。そういう意味でも、働くお母さんが仕事と育児を両立させるための支援策が必要ですが、まだまだ足りていないのが現状です。
少子社会と言われていますが、新しい家族の誕生は家族だけの問題ではなくて、社会の中でどんなふうに支えていくかが大切なテーマだと思います。企業も、子育て支援策を受け入れていく環境を整えていかなくてはなりません。例えば、夫も含めて育児休暇をとる率を高めたり、夫婦で子育てをしていくには残業をしない日を定めることなども必要かもしれません。
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助産師はお母さんと赤ちゃんのサポート役。さまざまな不安や悩みの解消を |
最近、子どもの虐待など悲しい事件がひんぱんに起こっています。虐待は子育てのときに急に始まるわけではなく、妊娠が計画的でなかったり、待ち望んでいた妊娠でなかったりというところから、その要素が芽生えることも多いようです。
助産師・看護師の教育に携わる立場から、助産師の仕事の1つは、お母さんや赤ちゃんに寄りそい話を聞いて、不安や悩みを軽減することです。妊婦健診に助産外来を取り入れて、ゆったりとした雰囲気で時間をかけて、さまざまな不安や悩みを話す機会を設けている病院も増えています。お母さんにはぜひ助産師と密接につながり、安心して出産を迎えてほしいですね。
新しい家族が誕生することで、家族みんなが成長しながら幸せな家族を目指すことができるはずです。そのためには、子育てをしていくことに不安を感じないしくみを社会全体でつくり、私たちみんなが支えていくべきだと考えています。
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