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第50回
赤ちゃんの特性を知り、誤飲、窒息、交通事故などから大切な命を守りましょう
本間 昭子(ほんま しょうこ)先生
新潟青陵大学看護学科教授。
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誤飲や窒息事故を防ぐため赤ちゃんの周りの点検を |
子ども全体に関わる事故死で一番多いのは交通事故、次が水死ですが、赤ちゃん(乳児)に限ってみると、一番多いのが窒息死です。
赤ちゃんは口をあけたまま、ミルクをのどに流し込むように飲みます。大人のように間違わないで飲み込む機能が発達していないので、むせやすいのです。ここで気をつけたいのは、哺乳(ほにゅう)瓶でミルクを飲ませるときに、つい「早く大きくなーれ!」と飲ませ過ぎてしまうこと。さらに、ミルクを飲む時に、一緒に空気も飲んでいますから、そのままうつぶせに寝かせると危険です。赤ちゃんはお腹が押されて気持ちが悪くなると、すぐ吐いてしまうので、必ずゲップをさせましょう。離乳食に移っても、そのお子さんが飲み込める硬さに調理されていなかったり、形のあるものが混じっていたりすることで 誤嚥事故を引き起こすことがありますから注意が必要です。
赤ちゃんには手に触れたものをぎゅっと握り、口に入れる習性があります。特に怖いのは中毒を起こすタバコで、テーブルの上などに置かないことはもちろんですが、親がおいしそうに吸っていると興味を抱きますので、乳幼児の前ではタバコを吸わないように気をつけてほしいと思います。お父さんお母さんは、自分たちの生活の中に赤ちゃんにとって危険なものがないか、もう一度点検してみてください。
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チャイルドシートを必ず着用し交通事故から命を守ろう |
1歳を過ぎた幼児で多い死亡事故が、車中での交通事故です。ほとんどがチャイルドシートを着用していないことによるもので、新潟県は残念なことに着装率が全国でワースト6。交通事故は遠くに行くときよりも、近所への買い物や幼稚園・保育園の送り迎えの途中など一般道で起こっていることが多く、しかもチャイルドシートを使用していないために子どもが命を落としていることを知ってほしいと思います。
子どもの頭の骨はまだやわらかく、事故が起これば大人の何十倍もの衝撃が頭と首の骨を襲います。そのためにチャイルドシートは、頭でっかちの子どもをちゃんと守るようにできているのです。少し大きいお子さんが「嫌がるから使用しない」というケースもありますが、それは大人がシートベルトをしていなかったり、チャイルドシートに座らなくても許される雰囲気があるからではないでしょうか? 赤ちゃんのうちから「チャイルドシートに座ってきちんとベルトをしないと、車は走らない」ということを習慣にしましょう。
乳幼児の特性を考え、命にかかわることについては十分に気をつけてほしい。そして大人がお子さんの見本になるような行動を心掛けることが、大切ではないでしょうか。
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■ミルクの飲ませすぎに注意し、うつ伏せ寝にしない。
■誤飲や窒息事故をふせぐためにも、赤ちゃんの周りの点検を。
■子どもの命を守るため、チャイルドシートを必ず使用しよう。
■事故を起こさないためにも、大人が見本になろう。
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