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第16回

小川 秀子(おがわ ひでこ)先生
新潟青陵大学短期大学部人間総合学科助教授。
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限られた時間のなかで、子どもと向き合う時間をつくる工夫 |
赤ちゃんを授かったときの幸せ、「早くあなたに会いたいけれど、10カ月間このおなかの中で元気に育ってね」と会えるのを楽しみに待つ、そのころから母性は始まっています。そして生まれたときの大きな喜びの後に、子育ては始まります。
子どもが小さいころは抱きしめてあげたり、たっぷりとかわいがって育てることが大切です。でもお母さんは毎日とても忙しく、仕事を持っていると子どもと接する時間も限られてしまいます。そんな時期は家事のすべてを完璧にこなさなくてもよいのではないでしょうか。なにを優先するかを決めて、ぜひお子さんと接する時間をたくさんとってほしいと思います。私の場合は家族の協力も大きかったのですが、他人に頼れるところは頼り、家事に割く時間を工夫して子どもとのスキンシップを優先しました。今ふり返ると、母のおかげで花を愛でる心や先祖を敬う気持ちなど、情緒的な面も身に付いたのではないかと思います。子育てのための環境が完璧に整うことはなかなかありませんが、無理をせず、できるだけお子さんと向き合う時間を大切にしていけば、きっと感謝の心と、愛のあふれるやさしい思いやりのある子どもに育つと私は信じています。
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いつの時代もしつけは大事 大人が見本となりましょう |
「ありがとう」「ごめんなさい」。子どもに限らず、そんな簡単な挨拶もできない大人が増えているように感じます。時代がどんなに変わっても、最低限守らなければならない常識、それを私たち親は子どもに伝えていかなければなりません。そして、ただ伝えればよいわけではなく、子どもは大人たちの姿を見て育つということを忘れないようにしましょう。仲良しは悪いことではありませんが、最近はけじめのない親子が増えているそうです。愛情の中で本気で向き合い、だめなことはだめとしつける、いけないことをしたらきちんと叱る、それが親子関係の基本ではないでしょうか。
人間関係のトラブルなど学校のありかたが問題にされていますが、親が子どもと誠実に注意して向き合っていれば、声の調子や顔の表情など子どもが発信している信号がわかるはずです。最近はメールでの会話が普通になってしまいましたが、フェイス ツウ フェイスが大事。子どもを守るのは親なのです。
最近はいろいろな価値観があって子どもを持たない夫婦もありますが、子育てはとても楽しく、親自身も成長できるすばらしいものです。さまざまな困難はありますが、それを乗りこえた幸せがたくさんあると思います。ぜひ子育てを楽しんで、子どもと一緒に成長していきましょう。
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■子どもが小さいころは、たくさん抱きしめて、かわいがって育てる。
■頑張りすぎず、優先するものを決めてサポートを受けられるなら受けよう。
■どんな時代もしつけは大事、まず大人が基本的なマナーを実践しよう。
■真剣に向き合いながら、たっぷりと愛情を注いで子育てを。
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