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第15回

原田 留美(はらだ るみ)先生
新潟青陵大学看護福祉心理学部福祉心理学科助教授。
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読み聞かせは生の声で少しずつ毎日続けて
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本を読んでほしいというお子さんの気持ちに、忙しくてなかなか応えられないという場合、寝る前の10分だけでかまいませんから読み聞かせをしてあげてほしいと思います。ある程度継続することによって本に興味を持つようになりますから、1週間に1回だけたくさん読んであげるより、少しでも毎日続けることが大切でしょう。
「本に触れさせたいのに興味を持ってくれない」と悩むケースでも同じです。本を読むより体を動かすのが好きな子、何かを組み立てるのが好きな子などさまざまです。本も嗜好の一つですから、無理に押し付けるのは逆効果ではないでしょうか。
また読み聞かせには、ぜひお父さんも登場してほしい。子どもも、お父さんの読み聞かせにはお母さんのときとは違った興味の示し方をすることがわかっています。
最近は読み聞かせ用のDVDやビデオがたくさん出ていますが、子どもにとってベストの読み聞かせは、目の前で生(なま)の大人が読み聞かせること。子どもの反応を見て対応できますし、子どもが大人に絵本を読んでほしいという気持ちの中には、楽しいからということに加えて、かまってほしいという思いがあるのです。役者さんのように上手に読めなくてもいい、子どもを楽しませるということだけを念頭において、ゆっくりとマイペースで読んであげましょう。そして本を読んであげるときにはスキンシップも大切です。お話を読んでもらいながら触れ合うことで、子どもは安心感を得られるのです。
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自由な読み方、選び方を見守り本を教科書に使わない |
小さいお子さんと絵本を出会わせるときに気をつけたいのが、絵本をお勉強の道具として使いがちなこと。国語力を早くつけさせたいと思う親心は理解できますが、子どもにとって絵本を読むこと、読み聞かせてもらうことは「遊び」だということを忘れないでください。読み聞かせの後に感想を述べさせたり、お話の内容をお説教に使うのも良くありません。子どもはお話の本題から離れたところで自由に想像力をふくらませ、楽しむこともあります。大人から見ると誤読だったり的外れなとらえ方をするかもしれませんが、それも子どもの読みとして認めてあげてほしいのです。
本の選び方も、親としては、いわゆる良い本を選んでほしいと思うものですが、子どもが選んできた本に対して却下することが続くと、自分で選ばなくなり、結果的に本から遠ざかってしまいます。マンガを含め読みやすくて感動を与えてくれる本はたくさんあります。お子さんが選ぶ本を尊重し、読みたいと思う気持ちを大切に見守っていきましょう。
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■スキンシップを大切に、毎日10分の読み聞かせを。
■読み聞かせをDVD・ビデオにまかせてはいけない。
■本は国語力アップのための教科書ではない。
■子どもの自由な読み方、選び方を尊重し見守ろう。
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