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第5回

上野 春代(うえの はるよ)先生
新潟青陵大学短期大学部幼児教育学科講師。
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ロタウイルス感染には十分な水分補給を |
初冬から春先まで、子どもがかかりやすい病気として気をつけたいのが、ロタウイルスによる感染症です。とても感染力が強く、一人がかかると保育園などでは次々にかかることがあるので注意が必要です。ロタウイルスに感染すると、最初は発熱や嘔吐(おうと)など風邪の症状で始まり、かなりひどい下痢が長く続くために脱水を起こしやすくなります。最初は黄色い色のついている便ですが、だんだん色が薄くなって水のような形で出るため、以前は白色性便下痢症と言われていました。悪化すると脱水から腎臓機能などに及ぶことがありますので、下痢が始まったら、すぐに病院で手当てを受けましょう。
病院では検査により便にロタウイルスが検出されると、点滴で水分補給をします。このように、下痢が始まったら与えてほしいのが水分です。小さな子どもの場合、湯冷ましなど子どもが飲めるものを与えますが、かんきつ系のジュースは下痢を引き起こしやすいのでひかえます。嘔吐がある場合は、吐き気がおさまってから、湯ざまし、番茶、イオン飲料等を与えるようにします。
予防には、手洗いが一番です。せっけんをつけて洗いますが、上手に洗えない場合は流水でよく洗うだけでも効果があります。ウイルスを屋内に持ち込まないことが大切ですから、保育園に登園したとき、散歩から帰ったときなど頻繁に手を洗いましょう。またロタウイルスは便に触れるなどすると大人の手が感染源になることもありますので、家族全員で予防が必要です。簡単なことのようですが、手洗いはロタウイルスだけでなくいろいろな感染症の予防になりますので、小さいうちから習慣にしたいものです。
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室温は低めに設定し、湿度を保とう |
寒い時期の健康管理として大切なのは、手洗いやうがいと同時に早寝早起きなど、子どもの生活リズムを守ることです。また室温が高くなると空気が乾燥し、気管を痛めて気道から感染を起こしやすくなりますので、20℃前後に設定を。できれば1時間おきに換気して、60%くらいの湿度を保ちましょう。子どもは運動も新陳代謝も活発ですから、目に見えなくても汗をかいていることがあります。汗をかいたらこまめに着替えをさせましょう。衣服は生後4カ月くらいまでは大人より1枚多く、それを過ぎたら1枚少なく着せることが適当と言われます。暖かい季節のうちから薄着を心がけ、鍛錬をして風邪などひきにくい体づくりをしておくことも大切です。いずれもよく言われていることですが、簡単なようでなかなか守れないもの。家族みんなで健康管理に気をつけるようにしましょう。
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■寒い時期に流行するロタウイルス感染症に注意。
■ロタウイルス感染による下痢には十分に水分補給を。
■感染予防には、よく手を洗うことが効果的。
■室温は低めに。換気をして乾燥しすぎないようにしよう。
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