第4回

中村 恵子(なかむら けいこ)先生
新潟青陵大学助教授。専門は教育学、教育心理学。

早起きをして、太陽の光を浴びよう!
 人間の体のなかには生体時計があるといわれています。この生体時計は24時間ではなく25時間周期で動いていて、光とメラトニンという睡眠ホルモンが関連して時差を調節しているのだそうです。メラトニンは、朝に光を浴びてから15時間後くらいに分泌が盛んになり、明るくなってくると少なくなるというサイクルで生成されます。起きた時点で、すでに寝る時間をセットされているということです。
 早起きをして、カーテンを開けてたっぷりと日光を部屋にとり入れましょう。そして夜の眠りを充実させるためにも、昼間に運動をしたり、しっかりと光を浴びさせることが大切です。

「寝る子は育つ」は本当です
 子どもたちの生活リズムを考える上で切り離すことができないのが睡眠です。睡眠によって心身の疲れをとることはもちろん、免疫力を高めることがわかっていますし、寝ている間に分泌される成長ホルモンは体を成長させ脳を発達させる作用があります。体の成長が著しい小学生から中学生にとって睡眠はとても大切なのです。ただし成長ホルモンの分泌量がもっとも多くなる時間帯は午後10時〜午前2時ごろ。寝る時間が遅くては、いくら睡眠時間が長くても意味がありません。小学校低学年であれば10時間の睡眠が必要、ということは、9時くらいには寝るようにさせたいものです。また、寝不足なようでも朝はきちんと起こして、夜には早めに寝るようにリズムをつくっていきましょう。

1日、1週間の生活リズムをつくろう
 最近の子どもたちは夜型になっているとよく聞きますが、子どもの生活リズムをつくるには、家族の協力が必要です。小さいうちは大人が誘導してあげればよいのですが、高学年になると、習い事や塾などで忙しくなってきますし、親と子どもの意識が食い違っていることもあるようです。まずは生活習慣や睡眠が成長にとって重要であることをお互いに認識し、その上で、朝はどのようにして起きるのか、塾で遅くなってしまうならどうするか、家族でよく話し合ってみましょう。大人が子どものリズムに合わせてあげることも必要ではないでしょうか。
 子どもたちは、秋になると行事が多く、疲れがたまりがちです。そんな時はゆっくりと休ませて、規則正しい生活が送れるようにリズムを整えていきましょう。


■早起きをして光を浴びることが快眠につながる。
■成長期の子どもにとって睡眠はとても大切。
■いつ寝ていつ起きるか、決まった時間で行動する
 生活リズムをつくろう。
■1日、1週間、1カ月のリズムについて、親子で話し合おう。



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