第2回

玉木 民子(たまき たみこ)先生
新潟青陵大学短期大学部助教授。管理栄養士。

朝ごはんは一日のエネルギー源
 両親の帰宅時間が遅いこともあってか、夜更かしをして朝起きられず、朝ごはんを食べないという子どもが増えているようです。子どもの生活習慣病は、そんなことも原因となっているのではないでしょうか。朝ごはんは一日のエネルギー源ですから、とても大事。おかずを作る時間がなければ、ご飯を食べやすいようにおにぎりにして、牛乳とフルーツを添えるだけでもいいですから、必ずご飯を食べさせましょう。だらだらと間食をせず、朝昼晩にきちんと食事をする子どもの生活リズムを作って、子どもが小さいうちは、そのリズムに大人の方が合わせることも必要ではないでしょうか。

「おいしい」と思いながら食べる
 小さい子どもにとって、食べるものの多くが初体験です。そこで大切なのは、「食べたい」という気持ちを養ってあげることです。出されたものがおいしくなかったり、おなかをこわすなど、いやな思い出があると食べなくなってしまいますし、強制的に食べさせられると消化不良を起こすこともあります。食事は「おいしい」と思いながら食べるのが一番良いのです。調理をちょっと失敗しても「おいしいね」と言って、食べようとする気持ちをそがないようにすること。そのためにも、家族で一緒に楽しく食べたいですね。
 好き嫌いは幼児のころの体験によるところが大きいようですが、食べないからと言ってあきらめてはいけません。嫌いなものでも食卓に並べて、大人がおいしそうに食べるところを見せてあげましょう。いつかお子さんも、そのおいしさに気づくはずです。

旬のものを使って調理に工夫を
 地元で取れる栄養価の高い野菜は食べさせてあげたいですし、季節のものが一番おいしいですから、多く出回る旬のころに調理法をいろいろ工夫してみましょう。幼児は消化能力が完全にできていませんので、野菜も生ではなく火を通して柔らかくしてあげてください。味だけでなく、切り方など、見た目や食べやすさも大切です。
 これからの季節、飲み物の与え方にも気をつけたいですね。水分をとることは必要ですが、食事中は飲料水をたくさん飲むと、食物の消化機能を妨げるため控え、スープやみそ汁などの汁物で補います。飲み物は食事のときではなく、遊んだ後など汗を流したときに与えましょう。


■朝ごはんは必ず食べよう。
■子どもの生活リズムに大人が合わせる。
■食べなくてもあきらめないで「食べたい」と思う工夫を。
■地元で取れる季節の野菜を使おう。
■家族みんなで楽しく食べることが大切。



 バックナンバー













取材こぼれ話

ご意見等お寄せください。

戻る