第43回 「assh子育て応援隊」取材こぼれ話
※紙面に掲載できなかった貴重なお話を、
できるだけこのコーナーでお伝えします。

大人も「待つ」ことを覚えなおす
 今回の運上先生のおすすめ絵本「まんげつのよるまでまちなさい」(ペンギン社)は、楽しい物語が展開するうちに大切なことをいろいろ教えてくれます。母ぐまは子ぐまを見守りながら、あせらず急がず、機が熟すのを一緒に待ちます。そして最後に「さあ、いっておいで」と送り出すのです。子ぐまは母ぐまを心から信頼しているからこそ、新しい場所へと勇気をもって進んでいけるのでしょうね。
子どもと「待つ」時間は、大人もまた、待つこと、耐える気持ちを学びなおす時間なのかもしれません。入園や入学などで未知の世界へと踏み込む子どもたちの背中を、大人はともすれば急がせようと強く押したり、逆に「まだ早い」と引き戻したりしがちです。しかしここはまずぐっと耐えて、彼らが自分たちで帰って来るのを「待つ」くらいの気持ちでいたいと思います。(英)

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