表情づくりは自分の力で
「表情筋」という言葉をご存じだろうか。人の顔には、皮膚の下に28種類の筋肉があり、「表情筋」はそれら表情を作っている筋肉の総称。医学用語では「顔面筋」ともいう。「フェイス ストレッチング」は、表情筋を効果的に鍛える方法で、もともとは医療として顔の手術後のリハビリや顔面神経痛の改善などのために考案されたもの。それを誰にでも分かるように東京のイメージコンサルタントの立石かずこさんがアレンジした。「表情が豊かだと言われる人でも、20%くらいの筋肉しか使っていない」と山田さん。笑っているように見えても、実際には口角が上がっているだけで、鼻から下を隠せば目元はちっとも笑っていないことも。「笑うということは、ほおの筋肉を上げることなんですが、口元だけでは作り笑いのようになってしまう」という。
シワやたるみの予防にも効果大
顔の中でも、広い面の筋肉、特にほおやおでこなどは意外と使われていない。使われない筋肉は萎縮、もしくは弾力性を失い、その上の皮膚はたるんでくる。そのたるみをどこかで吸収しようとするとシワができる。シワができると余計に動かしにくくなり、筋肉が衰える悪循環に…。おでこに横ジワが目立つのは筋肉を使っていない証拠。目元の小ジワでも、笑ってできて普通の顔に戻ると消えてしまうシワは心配ないが、消えないシワは危険信号だ。「フェイス ストレッチング」は、筋肉を鍛え、内面からきれいになろうとするもの。ストレッチで肌の表面温度も上がり、血行もよくなり、生き生きした肌がつくられるという。
2〜3週間で表情が明るく
筋肉は、年齢にかかわらず使わなければ衰えていく。顔の筋肉も意識的に使わないと動きも鈍くなり、衰えてくる。「フェイス ストレッチング」には、28種類のエクササイズがあり、ひと通りやるには、初めは1時間くらいかかる。でも、どれをとってもかまわないので、自分の気になる部分に合わせて自由に、時間のあるときにやるといい。ポイントはリラックスすること。「慣れないうちは、今まで使ってない筋肉を動かすため、かえってほかの部分が緊張してしまうことも」。お風呂に入っているときや、テレビを見ながら、ゆっくりゆっくりストレッチし、たとえ1日3分でも、毎日やるのが効果的。2〜3週間で表情が明るくなったと人から言われるようになり、3〜6カ月で表情筋が鍛えられるという。表情の豊かさは、何を着飾るより美しい。「フェイス ストレッチング」で、イキイキとしたあなただけの表情をつくってみませんか。
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小頬骨筋(しょうきょうこつきん)=ほお
1. 右側だけ口角を上げ、右目も閉じる
2. そのままで5秒
3. もとの表情に戻す
4. 左側も同様に行う

口輪筋(こうりんきん)=口元
1. 口をすぼめて前方に突き出す
2. そのままで5秒
3. すぼめた口を元に戻し、歯を巻き込んで外側いっぱいに引く
4. そのままで5秒
5. もとの表情に戻す

胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)=首筋
1. 首を右いっぱいに回す
2. そのままで5秒
3. 左いっぱいに回す
4. そのままで5秒
5. 自然の状態に戻す

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