![]() 新潟駅南に5月13日グランドオープンした「ドン・キホーテ新潟駅南」の「ドンキ生鮮館」。ここで、新鮮さと味の良さに精魂を傾ける職人さんに出会った。鮮魚店責任者の岩本正さんほか、精肉店、青果店の店長に話を聞いた。 |
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あっという間に大きなタイを三枚におろしてしまった岩本さん。およそ30秒の早業だ。「どんなにいい包丁でも2、3カ月でだめになってしまいますね。1日の終わりに包丁を研ぎ、金たわしで磨き、消毒します。この大きなまな板は特注なんです」 | |
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水の冷たさに泣いた修業時代小さいころから魚屋になりたいと思っていました。母親の生家が仕出屋兼魚屋だったんで。でも、ちゃんと魚をさばけるようになったのは入社してから。それまでは海に潜ってサザエやアワビを採る、釣りをするほうが楽しかったので。ええ、相川の海の際で育ったんです。入社後はごみを捨てる、アラをたたくなど雑用が主。冬の水の冷たさと早朝からの仕事がつらかったですね。そちらで5年ほど修業して、新潟に来て、というか戻って7年目になります。 市場に行くのは午前3時半から4時の間です。起きるのは3時。自分が行かなければ、この店にはもちろん、新潟大和、長岡セゾン、上越のアコーレにも魚が届かないわけですから、ちゃんと起きますよ。とはいえ、目覚まし4つ、携帯電話のコールも入れれば5つのベルで起きているのですが(笑)。 5時までにその日の仕入れを決めたら、4店舗に仕入れ状況のFAXを送ります。それからやっと朝ごはんの時間です。1日の仕事ですか? 一つのところに長くいることはほとんどなく、4つの店舗を飛び回っているという感じです。それでもお客さんとのやりとりや、社員と一緒に魚をさばく時間はとても大事にしています。 お客さまとの対話が商売の基本 魚屋に必要なことですか? そうですね……声がでかいことでしょうか(笑)。声が小さいと、いくら新鮮な魚でも元気なく見えてしまいますからね。あくまでも威勢良く、お客さまをお迎えするように気をつけていますよ。 うちは魚の鮮度と質には自信を持っています。それでも、品物にお客さんがつくよりも、従業員についてくれるような店でありたい。今日はどんな魚が入っているか、今の旬は何か、おいしい調理法は何か、何でも聞いてほしいですね。お客さまのご要望どおりに魚をさばきますし、調理方法についても知っている限りのことをお答えしますから。中にはうちのおかんの得意料理もあるんですよ。魚の豆知識なんかも喜んで披露します。あ、ちょっと待ってくださいね。お客さまがいらっしゃいましたから。へい、いらっしゃい。これを塩焼き用に。はい、頭も取りましょうか? かしこまりました。 どうも失礼しました。こうやって売り場でお客さまと話すことがいいんです。お年寄りのご婦人に長々とつかまっちゃうこともありますが、それでも会話は楽しいです。 うちの店、よそに比べて安いでしょう。ロス対策をしてませんからね。その日仕入れた魚はその日のうちに売り切る。夕方は鮮魚の半分くらいが売り切れることもあるんです。売り切れ御免、在庫を持たないことが安さの秘密でしょうか。まあ、昔ながらの魚屋さんと同じ考えです。なので、生きのいい魚は、できたら午後3時ごろまでに買いにきてくださいね。 子どもの魚離れをなくしたい 今おいしい魚は、アジ、イワシ、新潟のイカ、アユでしょうかね。魚離れとか言われてますけど、せっかく海に近いところに住んでいるんだから、特に子どもたちには日本海の魚をたっぷり食べてもらいたいですね。 将来の夢? そうですね、今は4店舗を任されていますけど、最低でも10店舗を持ちたい。日本海側を(会社の持ち船の)海宝丸でいっぱいにしたいです。個人的な夢は、せがれに魚屋を継いでもらいたい。ええ、小学校1年生の娘と6歳の息子がいるんです。職場でお客さまや社員といっぱいしゃべるので、家ではあまり話さないし料理も作らない。何もしないおやじで、家内には申し訳ないと思っています。 8月1日には長岡セゾン店でマグロ解体ショーを予定しています。この店でも今後イベントなどを考えていますので、ぜひ大勢のお客さまに来ていただきたいですね。 |
![]() 精肉店店長の村井哲也さん。1967年、東京都生まれ。学校卒業後に勤めたスーパーマーケットで精肉売り場に配属されたのが今の仕事につながる。現在の会社である株式会社ジャンプ(本社:東京都杉並区)には8年前に入社、ドンキ生鮮館オープンを機に新潟市へやってきた。主な仕事は、販売計画を立てて商品をアピールすること。取材の日は父の日とあって、サーロインステーキ用の肉をさくさくと切り分け、試食用に焼いてお客さまにサービスしていた。東京の自宅には両親がおり、新潟に住むのは初めて。 |
![]() 「うちは専門店。お客さんとの会話を大事にしていますし、新鮮な食材をより安く提供することを心がけています」 |
「パックの野菜の量が多いというお客さまには、1個売りをすることも。こういうビルに入っていますけど、町の八百屋と同じ気持ちで頑張っているんです」![]() |
![]() 青果店店長の渡邊文晴さんは1967年、新潟市生まれ。実家は青果の中卸業を営み、子どものころから野菜や果物に囲まれて育つ。さまざまな仕事を経て30歳で現在の会社・株式会社澤光青果(本社:東京都大田区)に入社。北海道のデパートにある店の店長も兼ねている。現在は毎朝4時に中央卸売市場で青果の仕入れをし、8時には店へ。北海道の店とドンキ生鮮館、長岡の店舗を往復する毎日。お客さんと直接対話することで、季節や旬を伝えたいと意気込む。 |
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「ドンキ生鮮館」には鮮魚、精肉、青果などが出店。「ドン・キホーテ新潟駅南」の1階部分には「ドンキ生鮮館」のほか、全国に93店舗を展開する総合ディスカウントストア「激安の殿堂ドン・キホーテ」やゲームセンター、100円ショップ、ジェラート店、クレープ店、たこ焼き屋、ラーメン店、カフェがあり、2階はレストランなど、3・4階は駐車スペースとなっている。新潟駅南の新しいランドマークとして、オープン以来幅広い層に人気だ。 ドンキ生鮮館 新潟市南笹口1−1−1 ドン・キホーテ新潟駅南1階 TEL.025(290)4155(代表) 10:00〜24:00 無休 |
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