屋外での食事は、何か特別なイベントと考えがち。
けれどもっと気軽に、自宅の庭やテラスで楽しめたら…。
今回は、テラスでのランチパーティーを楽しむお宅におじゃまし、
心地よい時間のすごし方を見せていただいた。



キッチンで準備してすぐにテラスへ
自宅だからこそできる気軽さ

 れた様子で料理を作るのは、この家のご主人……ではなく、この家を設計した建築士、伊藤純一さん。「わが家なんだけど、こうしていつもごちそうになっているんですよ」と、当家の主人である久保寛昭さん、ひろ子さん夫妻は笑う。
 今日のランチパーティーのゲスト、伊藤純一さん、里香子さん夫妻は、久保さん夫妻にとって“準家族”と呼ぶほど親しい間柄。週に1度は集まって飲んだり、食べたりしているというだけあって、ランチの準備も手際がいい。フランスパンを切る純一さんの隣で里香子さんが野菜を水切りし、ひろ子さんが皿を用意したりと、見事な連携プレーだ。
 寛昭さんはレディースファッションを扱う会社を経営。純一さんとは仕事を通じて知り合い、自宅を新築する際に設計を依頼した。
 家の中は、黒で統一された機能的なキッチン、緑やオレンジなどのビビッドな色が映えるリビング、その一角には沖縄の畳を使った和の空間があったりと、住む人の個性と遊び心、そして何よりも家での時間を大切にしている空気が感じられる。「伊藤さんとはしょっちゅう打ち合わせをして、お互いの意見を出し合ったよね。半分は飲み会だったけど(笑)」と寛昭さん。こうして家が完成して12年たった今も、家族ぐるみの付き合いが続いている。

一番大切なのは、気持ちのいい時間をすごすこと
 料理が出来上がり、さっそくテラスへ移動。まずはワインで乾杯。季節の花々が彩るテラスには穏やかな日差しが降りそそぎ、吹き抜ける風が心地いい。そしてワインや料理を味わいながら、4人の会話は夢中になっているサッカーの話から街づくりの話まで、尽きることがない。
 屋外で食事というと、何か特別なイベントのように考えがちだが、一番大切なのはこんな風に「楽しみながら飲んで、食べて、語らう」ことではないだろうか。そして自宅の庭やテラスだからこそ、準備や後片付けに多くの時間をとられることがないという利点もある。
 もっと気軽に、庭やテラスで身近な“外遊び”をしてみてはどうだろう。家族や親しい人たちと、さわやかな風を感じながら食事を楽しめば、いつもとは違った新鮮な気分を味わえるはずだ。

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