タイトル

新旧の店が絶妙のバランスで存在
 前方に白山神社の鳥居を望める古町通りの1番町から4番町。 “上”(カミ)と呼ばれるこのエリアは、中心街にある6番町7番町のような喧噪(けんそう)からちょっと離れた、静かでのんびりした空気にあふれている。このかいわいに建つお店の歴史は古く、今も手縫い靴を作り続ける靴店や老舗の和菓子店、古本店、時計店、純喫茶などの昔ながらの店舗が風景に溶け込む、古き良き下町的な部分が残っている一方、最近では若者向けの新しいショップもどんどんオープンしてきている。そんな新しい店と古くからのお店が絶妙なバランスで違和感なく存在する不思議な街並みが魅力的。昭和初期の民家を改装したカフェやダイニング・バーなどは、まさにこのエリアならではの新しいアプローチのお店だ。
個性派ショップがいっぱい
 また、それぞれにユニークでマニアックな店が多いのも面白い。エスニック民芸品、はしと食器の店、クラシックCD専門店、アメリカ・ヨーロッパ輸入雑貨店、下着店、着物と和小物の店、バッグのセレクトショップ、着物の古着店、ギャラリー、医学書専門店。若者向けの新しい店をあげるとパンク・ヘヴィメタ専門のレコード店、オリジナルのTシャツ専門店、美容室、古着店、洋服セレクトショップ、インテリア雑貨店、アルビレックスグッズの店などなど。ここに前出の昔ながらのお店を加えると、全部でお店は何軒? しかし探せばまだまだ見つかりそう。軒数や個性的な店を思い浮かべると、何ともにぎやかな通りというイメージを受けるが、実際は、至って落ち着いている。不思議で面白いエリアだ。
 新しいショップのオープンによって、若者たちがこのエリアまで足を延ばしているのを見て、「ぜひ若い人にも立ち寄っていただきたいですね」と話してくれたのは老舗の和菓子店の店長さん。若者向けとか、古い店とかこだわらずに、いろいろ楽しんでみたい。ちょうどこの号が出るころは、白山公園は桜が満開の時期。上エリアかいわいを散策しながら、最後は白山神社で花見を楽しむお散歩コースはいかがですか。

写真 空間も味もフルに楽しいこのエリア注目のカフェ
>>foodelic

 古い日本家屋を改装した店内1階は、モダンファニチャーと音楽で心地良さを演出したスタイリッシュな空間、その2階には古い民家の柱をそのまま生かし、靴を脱いであがる座敷スペースもあり、1人でもグループでもゆっくりくつろげる。昼は5種類そろったボリューム満点のランチメニューを、夜はシェフ自慢の創作料理とお酒を楽しむダイニング・バーとして利用できる古町上エリアでは貴重なカフェ。週末には午後の営業時間を延長し、アルコール付きの特製ランチメニューも登場するので、のんびりブランチを楽しむも良し、手作りデザートでティータイムするも良し。空間と同じく、フルシチュエーションに使えるメニューもうれしい。
●新潟市古町通3-653
  TEL.025(226)4141/0120(79)4140
●平日11:30〜15:00/17:30〜24:00
 (金曜・祝前日は深夜1:30まで) 土曜12:00〜深夜1:30 
  日曜・祝日12:00〜23:00 水曜休
ランチメニュー『フーデリックごはん』820円はじっくり煮込んだトロチャーシューにおからなどのヘルシー総菜が一皿盛りになった人気メニュー
写真 オシャレで実用的なバッグのセレクトショップ
>>PAPAGALLO

 イタリアやイギリスの革素材のバッグをメーンに、素材の良さとデザインにこだわった個性派メーカーの商品をそろえるセレクトショップ。サイフの種類の豊富さや、人気の『PORTER』の充実度でも知られている。「おしゃれで実用性もあって、毎日使えるバッグが理想的ですね」と言う店長さんの一押しは、イタリアのハンドメードのバッグ、フェリージ。「形はシンプルですが、素材にこだわっているのでナイロンの発色がとてもきれいですし、カジュアルすぎないので仕事にもプライベートにも持てますよ」。店内には、イタリアのインポートものの洋服や、夏場はミュール、冬場はブーツと靴も置いてあり、トータルでのコーディネートも提案している。
●新潟市古町通4-632-1 TEL.025(224)1202
●11:00〜20:00 不定休 ※契約駐車場あり
使いやすいデザインと素材の良さはさすがイタリア製。フェリージホワイトレザー76,650円、ブルー41,790円、イエロー60,900円
地図
ポップな色使いとイラストがユニークな絵皿
写真
店長とのおしゃべりも楽しいアットホームなギャラリー
>>ギャルリ古今

 ガラスに魅せられたオーナー長谷川さんが「新潟にも手軽な価格で手作りのガラス作品を楽しめるお店を」と、10年前にオープンしたギャラリー。店内には作家によるガラス作品、ガラス製のアクセサリー、ヨーロッパやアメリカのアンティークガラスに加えて「たまたま壁が空いてたから始めた」(笑)と言う絵画の企画展もありにぎやか。カウンターのカフェコーナーでお茶や手作りケーキも味わえる。作品鑑賞とともに長谷川さんとのおしゃべりを楽しみに通う常連さんも多い。4月8日からは『杉森企観明 油彩・水彩小品展』、5月20日からは回廊10周年を記念したガラスと絵画の企画展が開催される。
●新潟市古町通2-669-2 ダイアパレス1F
 TEL.025(223)9465
●10:00〜18:00 水曜休
ちょうちょ模様のコットン素材『綿ローンパピヨン』ブラ4,515円、ショーツ2,100円、クラシカル刺繍のレースが美しい『オーガンジーエンブ』キャミソール4,515円、ショーツ2,100円
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キュートなインナーは見ているだけでうっとり
>>Prie

 キュートなフレンチカジュアルテイストのインナーのお店。清潔感あふれるホワイトで統一されたすてきな店内には、ラ・ヴィ・ア・ドゥ、ドメスティックアンダー、シュクル、ラスパイユなどの人気ブランドのインナーがきれいに並べられ、ディスプレーを見ているだけで楽しい。ストラップ見せOKのブラやパッド付のキャミソールなど、使えるアイテムも充実している上、グラマーサイズのコーナーも。この春は、パピヨン、風船、フラワーなどのかわいいプリントものや、オーガンジー素材が注目アイテム。シンプルでかわいいキャミソールは、洋服のインナーとしてもコーディネートしてみたい。
●新潟市古町通3-556 TEL.025(222)5767
●11:00〜19:00 第2・3・4・5水曜休
4月の上生菓子は『花衣』『花の友』各420円。ほかに3品あり
写真
お茶会用の上生菓子から普段使いのお菓子まで
>>金巻屋

 創業明治4年という古町通りでも老舗の和菓子店。落ち着いたたたずまいの店内では、香煎茶がサービスされ、ゆっくりとお菓子を選ぶことができる。カステラに似てしっとりした味わいの『古琴抄』や饅頭『米万代』が定番人気商品だが、この春、食べて欲しいのは、桜をイメージしたお菓子たち。お茶会の席で利用されることが多い月替わりで出される上生菓子は、その名も『花衣』『花の友』。繊細なピンク色がとてもきれい。また、もなかに描かれた桜模様がかわいらしい『桜もなか』1個157円は、あんと皮が別々にパッケージに入っていて、自分であんを挟んで食べるスタイル。従来のもなかと違って、軽くパリパリした皮と、みずみずしいあんがまさに作りたてのおいしさだ。
●新潟市古町通3-650 TEL.025(222)0202
●8:30〜18:00 無休
手作りケーキ盛り合わせと飲み物がセットになった『ティータイムセット』630円〜
写真
雑貨屋二階の隠れ家カフェでゆったりお茶&お酒をどうぞ
>>cafe de AMUSE

 雑貨店の階段を上って2階にあがると、そこは古いアメリカ映画のリビングのような風情ある内装に、オーナーの石黒さんが欧米で買い付けたアンティーク風の雑貨が不思議に調和した、なごみ度満点のカフェ。3階に設けられた全くイメージの違った2つの個室もぜひのぞいてみて欲しい。いつでもお茶、お酒、食事が楽しめるスタイルで、『ランチタイムセット(12:00〜14:30)』819円や『ティータイムセット(14:30〜18:00)』630円〜も好評。最近始めた『ガレット』630円は、そば粉を使ったオリジナル生地でハム、チーズ、卵を包んだお総菜風クレープ。軽めのランチにもお酒のおつまみにもおすすめ。
●新潟市古町通4-565 TEL.025(223)6808
●12:00〜23:00(土曜・日曜・祝前日は深夜まで)
 不定休

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