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これまでジョイントウエディングを行ったカップルの中から、 心温まるエピソードを2つ紹介しよう。
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新潟市のタクシー運転手・長谷川靖雄さん(51)、美
知子さん(52)は、3年前に式を挙げた。2人は5年前の
暮れに運転手とお客として出会った。車内の会話で意気
投合し、美知子さんはアルバイト先の韓国料理店の名
刺を渡す。数日後、靖雄さんは1人で店を訪れた。「本
当に来てくれたのでとてもうれしかった。ただ年齢から
いって家族がいる人だと思っていました」という美知子
さんはお礼の電話をかける。「胸がどきどきしました。
初恋みたいな感じ」と美知子さんが言えば、「車に乗せ
たときかわいい人だと思ったし、明るくて話も合う。す
ぐに次の約束をしたんです」と靖雄さん。
初デートで、美知子さんは2度離婚歴があり、前夫の
元に息子がいることを打ち明ける。靖雄さんが独身だ
ということはそのときに知った。「靖雄さんったら一緒
になる話ばかり。おふくろに会わせたいと言われまし
た」。その言葉どおり、正月には靖雄さんの母と会い、
次いで横浜に住む美知子さんの兄、息子の関根将史く
んと初対面。まもなく靖雄さんの母から「みっちゃん、
アパート代がもったいないからうちに来ちゃいなさい」
と誘われ、3人で暮らすことになる。入籍は4年前の6月
1日だ。
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左上/亡父のふるさと・新潟で幸せをつかんだ美知子さんと、長い間待って理想の女性と結ばれた靖雄さん。いいカップルです
左下/将史さん(右)と初対面のときのスナップ。「靖雄さんは将史を長谷川の籍に入れようといってくれました」と美知子さん
右/休みの日はマイカーで温泉めぐりに出かけるのが趣味
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長岡市の小林英夫さん(71)、イサヲさん(70)は、熱
烈な恋愛の末に結ばれたカップル。しかし結婚の証し
は入籍と貸衣装に身を包んだ写真のみだった。
今からおよそ半世紀前。瓦工場に勤める英夫さんは
仕事帰り、道を歩く4人の女性に声をかけた。「昔は
若い娘さんを見ると冷やかしたもんです。『どこ行く
が』と声をかけたところ映画を見に行くという。そこで
一緒についていった」「みんなで映画を見て、名前と住
所を聞かれました。そしたらラブレターが来るように
なって」。イサヲさんは20歳の娘盛り、英夫さんは21
歳だった。
う。出会ってからわずか3カ月、イサヲさんは体ひとつ
で生家を出た。「泣けて泣けてしょうがなかった。それ
でも後悔はなかったです」
やがてイサヲさんの両親の怒りも解け入籍、一人息子
の英秋さんが生まれる。夫婦共働きで育て上げ、英秋さ
んの結婚式も挙げた。
4年前、英秋さんの妻・しず子さんがジョイントウエ
ディングを新潟日報の紙面で知り、2人に内証で申し込
んだ。当日は長岡からマイクロバスで親類一同新潟へ。
式の後で長岡へ戻りかっぽうで披露宴、午後からは愛
犬のミキちゃんと妙高へ新婚旅行。すべてしず子さんが
手配してくれたという。
「指輪の交換、花のシャワー、どれもこれもうれし
かった」「慣れないドレスにハイヒールで足元が危な
かったよな」と、写真を見ながら話が弾む。今は2人暮
らしだが、月に1回は家族の誕生日などで息子夫婦、
孫夫婦、ひ孫が集まって会食するという小林家。貫い
た愛は今、家族という形になって2人を包んでいる。
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上/「あの日の映画は覚えてる?」「…いや、覚えてないな」。お互いの印象があまりにも強すぎたのか?
下左/英夫さん夫妻をはじめ、一族はみな早婚。英秋さんの息子2人も結婚しているので、実はひ孫がいる
下右/2人は朝晩、ミキちゃんを連れて散歩を楽しむ。
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