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始まりは結婚式を挙げていない50代夫婦の言葉 新潟市の敬和学園高等学校には、毎朝の礼拝や全校集会などに使う美しいチャペルがある。 学園のシンボルともいえるチャペルで厳かな結婚式を挙げたい。卒業生からの依頼に応じて、 学園ではチャペルを結婚式に貸し出してきた。 「ある結婚式で、参列された50代のご夫婦の会話が耳に飛び込んできました。 『今の人たちはいいなあ。自分たちは式も挙げていないものな』。そこで、事情があって結婚式を 挙げることができなかったカップルにここで式を挙げてもらえないだろうかと思いまして、 同窓会で話題にしたところ、合同(ジョイント)という形式でやってみようということになりました」 と小林さんは語る。 対象は結婚式を挙げることができなかった夫婦。挙式料は無料だがチャペル献金としてだいたい5万円を お願いしている。同窓会や企業の協力で衣装レンタルや記念写真、結婚証明書、ブーケ、チャペルや バージンロードの装花、フラワーシャワーなどが夫婦にプレゼントされるという。 本物のキリスト教の結婚式を知ってもらうこと、学園の教育モットー「敬神愛人」を広く知ってもらう ことも大きな目的だ。リハーサルを兼ねた打ち合わせでキリスト教の結婚の意味、賛美歌の歌詞の説明などを行っている。 |
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カップルの数だけドラマがある 1回目は7組、2回目は11組、3回目は8組が結婚式を挙げた。新潟市外在住が半数 以上で山形から参加した夫婦も。年齢は20代から70代までと幅広い。「問い合わせ は40〜50代の女性が多いですね。ところが父ちゃんが『今さらしょーしーて』『み っともねー』と拒否する。奥さんはこの人と一緒にいたい、これからも共に歩きた いと思って問い合わせてくるのにね。だんなさんが奥さんの夢をかなえてあげれば、 熟年離婚はなくなるかもしれないのに、残念ですよね」。ためてきた結婚資金をお 父さんの入院費用に使ってしまって式を挙げられなかったカップル、妹のジョイン トウエディングに感動して翌年申し込んだ兄夫婦など、カップルの数だけ結婚のド ラマがあるという。 小林さんはジョイントウエディングのきっかけとなった一言をもらした50代夫婦 との再会を心待ちにしているが、6年目となる今もまだめぐり合うことはできない。 「あの方たちにもう一度お会いするまではジョイントウエディングを続けたい。そ れともうひとつ、拉致被害者の家族が帰国し、落ち着いたころにこのチャペルで結 婚式を挙げていただくのが夢なんです」 |
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