秋のお出かけ すっと澄み切った青空のもと、秋の1日をゆっくりと過ごす。色づく木々を眺めながら小道を歩くのもいい。アートに触れて心の栄養にするのもいい。温泉でじんわりと体をほぐすのもぜいたくな気分に浸れる。県内のお出かけスポットを訪ねた。


取材・文/吉村昭子、小杉康子
撮影/村井勇、高山潔
イラストマップ/荒井晴美


「花と石油とみどりの里」新津は、新潟市からちょっと足を延ばせば、すぐ行ける手軽さが魅力。
家族連れ、友人同士楽しめるスポットが点在する。
日常を離れ、ほっとくつろぎの時間を過ごしてはいかがだろう。


秋葉山のふもとにわき出る天然温泉は、肌に吸い付くようなとろみがあり、美肌効果も期待できそう。2002年7月にオープンした「花水(かすい)」は「癒やしとリラクセーション」がテーマの日帰り温泉だ。内湯、露天風呂以外にもヒーリングスポットとなっているのがスイスの有名温泉地、ヴァルスの施設を参考に造られたメディテーションバス。淡い照明の陰影がお湯の中まで照らし、ジェット噴流の心地よい刺激とともにめい想気分を誘う。ハーブの香りと音楽が流れ、リラックスできるヒーリングルーム、女性専用お昼寝コーナーやエステサロン(要予約)も設けられており、好評だ。

「カフェ・ド・フォレ」

イタリアンベースの欧風料理や手作りデザートの楽しめるカフェ、和食中心のレストランもあり、料理も充実。スズキのムニエル(1550円)、イタリア産ハムサラダ添え(950円)、野菜のフリットとホタテのサラダ(980円)




「花水」の近くには、新津のシンボル秋葉公園がある。園内には閑静な日本庭園や鹿などが待っている動物広場などさまざまなスポットがあり、四季折々の自然を楽しむ市民らの姿が見られる。秋葉湖から「中野邸美術館」のある石油の里まで続く「木もれ日の遊歩道」も整備されているので、落ち葉を踏みしめながらウオーキングで汗を流すのもいい。




伝統を感じさせる邸内には落ち着いた空気が流れる

座敷から望む日本庭園と紅葉が秋を感じさせてくれる。明治半ば、商業規模の油田を掘り当て、「石油王」と呼ばれた中野貫一氏が明治37年に足かけ4年をかけて建てた建物は、県を代表する明治期の木造建築。平成9年のオープンまで中野氏の私宅だった250坪の邸内に、貫一氏の長男・忠太郎氏の愛用調度品が展示されている。11月初旬から中旬にかけては、もみじ園が見ごろ。2000本の木々が赤や黄など色とりどりに染まる。園内には土蔵を使った企画展示室、折り紙の蔵(世界的な折り紙作家である忠太郎氏の四男、中野獨王亭氏の作品を展示)などもある。


赤く色づいた葉が庭を染める。秋の紅葉は見逃せない(撮影=坂口綱男氏)


江戸時代の農作業小屋を使った「茶寮・お食事処 朝日奈」。いすは英国領事館で使用されていたもの




新津市役所となり、「シンプル、ナチュラル」をコンセプトに4年前からオープンしたインテリア家具、雑貨のお店。新潟市など近郊からインテリアファンが訪れている。1階に家具の「シュクレ」、雑貨と2階の家具「ボー・デコール」、別棟のカーテンショップ「BD(ボー・デコール)」がある。木の素材感を生かした家具を中心に国内の作家ものやシステム収納、オーダー家具も扱う。食器、台所回りの小物など雑貨も飾らないものが多い


リネンウオーター、アロマグッズなど日常使いやプレゼントにも使えそうな雑貨がそろう






ヌメ革を使ったソファや木の素材が生かされたテーブルなどが飾られている


秋葉温泉 花水
新津市草水町1-4-5 TEL.0250(24)1212
http://www.casui.net
10時〜22時
休:第3木曜
入館料:大人(中学生以上)950円、子供(3歳〜小学生)550円。いずれも貸しタオル、バスタオル付き。個室2時間2000円(要予約。4名様から)。貸切風呂1時間2500円(要予約)。ボディケア、20分1800円から、リフレクソロジー(足裏マッサージ)20分2000円から。ハンドリフレクソロジー、アロマオイルエステ、フェイシャルコースもあり(要予約)。

中野邸美術館
新津市金津598 TEL.0250(25)1000
9時から17時まで。(入館は16時30分まで。12月〜3月末日の冬期間は16時30分閉館、入館は16時まで)。
休:水曜(祝日の場合は翌日。5、11月は無休)、年末年始。
入館料:大人700円(冬期500円)。高校生500円(300円)、小中学生350円(200円)。茶寮・お食事処 朝日奈の予約は0250(22)1143か0250(22)6211。

ボー・デコール、シュクレ
新津市山谷南4462-1
TEL.0250(21)3939。
カーテンショップ「BD(ボー・デコール)」は0250(21)2525
10時〜19時。
休:水曜
9月25日から11月半ばまでソファフェアを開催。ヌメ皮を使ったものや、ホルムアルデヒド対策が施されたもの、シンプルなデザインの製品を中心に展開。

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