やさしい色調のフローリングと光学設計を駆使した照明により、作品の持つ世界をより際立たせ、鑑賞には絶好の環境を作り出している。この空間に身を置けば、自然と日常から解き放たれていくはず
ぜいたくに空間を使ったエントランスホールは、作品鑑賞の余韻に浸ることのできるゆとりのスペース。企画展にあわせた催事が行われることも



"晴れの日"とは、なにも特別なアニバーサリーだけじゃない。
秋らしく装ったら脱日常の空間へと出かけてみよう。
心持ち次第で、あたりまえの一日も特別になる。


ちょっぴりシックな装いで
昼下がりの美術館へ

 信濃川を見下ろす広々としたエントランスロビーは、脱日常への入り口だ。心地よい静寂が漂う館内に、今年初めてのブーツで足を踏み入れる。ゆったりとしたぜいたくな空間使い、独特のほどよい緊張感が、その先に広がる別世界へのときめきを高めていく。
 結婚式やパーティーじゃなくても、ちょっぴりドレスアップして出かけたい空間がある。ありふれた日常さえも特別な一日に変えてくれるような、ゆとりと潤いに満ちた大人の居場所。芸術に親しむ季節、お気に入りの秋の装いで出かけるなら、こんな美術館が似合いだ。
 日常に晴れをまとおう。そんなひとときを持てたら、装うことはより楽しくなる。

展覧会のカタログや所蔵品のポストカード、さまざまなグッズなどが並ぶミュージアムショップ。生活に潤いを与えるアイテムの数々は、ぜひ自分へのおみやげに
所蔵品に関する情報をパソコンで調べることができる情報検索コーナー。作品をあらゆる角度から鑑賞することもでき、思わず時を忘れて熱中してしまいそう



 「朱鷺メッセ」内、万代島ビルディングの5Fに位置する第二の県立美術館。1945年以降の現代の美術を収集し、所蔵品とあわせて紹介しているほか、展覧会ではさまざまな時代の作品や新潟ゆかりの作家、近隣アジア諸国の美術を鑑賞することができる。また可動パネルによって展覧会に合わせた空間を構成できる展示室をはじめ、パソコンでの情報検索コーナー、多彩な商品をそろえたミュージアムショップなど、ゆとりに満ちた充実の空間づくりも魅力。


 戦前・戦後を通して銀行経営者として優れた手腕を発揮し、NST新潟総合テレビの社長としても県内のマスメディアをリードしてきた駒形十吉(1901〜1999)。また彼は無類の美術愛好家として国内外の第一級の美術品を収集し、「長岡現代美術館」を創設したことなどでも日本の美術界から多くの注目を集めた。
 駒形が生涯に集めた美術品は1,000点にものぼる。この展覧会はその中から代表作を選び、コレクター・駒形十吉の審美眼をあらためて検証するもの。さらに生前親交の深かった日本画家・平山郁夫の作品もあわせて展示するほか、記念講演会も行う。

第一部
「大光コレクション」

近代日本洋画の精華。
駒形のコレクションのはじまり。

第二部
「新潟から世界へ」

長岡現代美術館賞展出品作を中心とした世界の美術。

第三部
「たどり着いた美の境地」

村山華岳、速水御舟、加山又造、加藤唐九郎など、駒形が晩年に愛した作品の数々。

併設
「平山郁夫展」

駒形と親交の深かった平山の作品を紹介。
会期/8月23日(土)〜9月28日(日)
観覧料/一般800円、大高生500円、中小生300円(土曜・日曜は中小生無料)

●記念講演会
  「コレクター・駒形十吉と私」
 平山郁夫(日本画家・東京芸術大学学長)
日時/9月7日(日)14:00〜15:00
会場/朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター・スノーホール
※都合により変更あり。要整理券

●日本の美術コレクター
 大原孫三郎、松方幸次郎、駒形十吉を中心に
 高晟(新潟県立万代島美術館 学芸員)
日時/9月20日(土)14:00〜15:00
会場/NICOプラザ会議室(万代島ビル11F)

新潟県万代島美術館
新潟市万代島5-1 TEL.025(290)6655
開館時間/10:00〜18:00(観覧券発売は17:30まで)
休館日/月曜(祝日の場合は翌日)、展覧会準備期間、年末年始
http://www.lalanet.gr.jp/banbi/

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