1.無垢材の心地よさに高い性能をプラスした炭化木材。室内の湿度は50%前後で安定している
2.天井部分には分厚い羊毛断熱材を2重に施工し天然素材で体に優しい家を実現。大きな吹き抜けも思いのまま
3.空気清浄効果が期待できる炭化木材。室内の空気は常にクリーンだ
4.1年がかりで技術開発した炭化木材を手に炭の効用を語る米山誠社長
夏は高温、冬は寒さが厳しく湿気が多い新潟の気候は、
人間だけではなく住まいにとっても過酷だ。
夏は涼しく、冬は暖かく快適に暮らしたいというのはみんなの願い。
そんな思いに応える「やさしい家」を提案しているのが、
新潟市中央区の米山工務店だ。
同区愛宕に誕生したモデルハウスの名は「無添加 炭の家」。
建築用木材を炭化させ、快適な室内空間を作る技術は同社独自のもの。
その快適さを見てみよう。
水蒸気と高温でじっくり炭化
「ヨーロッパでは老人のための施設や子どものための施設で、炭化木材を使っています。当社では炭の力を住宅に用いることで、長く安心して暮らせる家を実現しました」と米山誠社長は語る。高い天井と大きな吹き抜けのモデルハウスは開放感にあふれ、薪(まき)ストーブ1台で2階の隅々まで暖かい。
「床暖房のように暖かいでしょう?床材や壁材に使っているのはロシア産の松です。これを内モンゴルの工場に運び、高熱処理窯(がま)に入れ、空気を遮断した状態で水蒸気と高温で内部まで炭化させたのが炭化木材です」。フローリングは生の松の色合いよりも濃く、サンプルを手に持つと驚くほど軽い。炭化木材を住宅用建材に使うメリットをまとめてみた。
炭化の度合いを調整することで色も多少は変えることができる
炭化木材が6つの効果を発揮
脱臭効果
炭化した木材の表面をよく見ると、微細な穴が開いているのがわかる。この穴が室内のにおいを吸収する。吸収されたにおいは木材の内部で分解される。
防腐防虫
炭化して水分含有量が半減した木材の表面には強い抗菌力が備わり、長期間にわたって内部が腐食しにくくなる。さらにカビやダニ、シロアリなどを寄せつけず、長く快適に暮らせる。
低含水率
通常の内装材の水分含水率は9〜10%前後。炭化することにより水分含有量が3・8〜5%と理想的な数値になり、木がそりにくく歪んだりしない家作りが実現できる。
安定度
無垢(むく)材の難点だった安定性が飛躍的に向上する。炭化された表面は木材内部を長期間保護するバリアの役目を果たし、加工後も強度を維持してくれる。
完全脱脂
木材の表面劣化を引き起こす油分を完全にシャットアウト。いつまでも美しい表情を見せる建築用素材となる。
調湿効果
炭化した木材の表面にあいた無数の気孔が木材の呼吸活動を促進するため、湿気が多いときは吸収し、少ないときは排出する湿度調整効果が向上。いつもさらさらとした手触りを保つ。
天然素材使用で家を包む
建材の高機能化に加え、米山工務店がこだわったのが天然素材の使用だ。「床下には断熱・遮音に優れた炭化コルクを敷設し、壁には耐震性に優れたケナボードを張っています。さらに壁の漆喰(しっくい)および珪藻土(けいそうど)にも炭の粉を入れることにより、炭の持つパワーを家中に利用しています」。フローリングには植物性のオイルを薄く塗布しており、安全性にも配慮している。
モデルハウス「無添加 炭の家」を見学し米山工務店の住まい作りに対する哲学を聞くと、炭の持つ力を体感することができるだろう。家族みんなが健康に暮らしたい、長く快適に住まいたい人には必見だ。
株式会社 米山工務店
モデルハウス「無添加 炭の家」
来て、見て、触って炭の家のよさを実感できる常設モデルハウス