暮らしに「和」のテイストを
結婚披露宴、
和のお菓子、
和のフラワーアレンジ、
和風庭園に和風の家と、
今注目の「和もの」を
ご紹介します。
取材・文/城戸律子、桑原知子、大橋純子
撮影/渡邊久男、東浦一夫、松永由佳
新潟大神宮での神前式、新潟カトリック教会でのキリスト教式など、
セレモニーは希望のスタイルで。座敷での人前式も可能
●日本料理 行形亭(いきなりや)
日本古来の風流を知るあこがれの料亭で祝宴を

樹齢数百年の黒松が見守る庭は約2000坪。そこに大小13の離れ座敷がしっとりと佇(たたず)む。どこを切り取っても日本情緒の粋が香るこの場所こそ、年々人気が高まっている料亭ウエディングの極上なる舞台だ。
圧倒されるのは「寿の間」の開放感である。座敷の両側の窓からは花嫁をより輝かせる明るい光が注ぎ、四季折々の庭を高みから望む。ここは10数名の小さな祝宴にも40名の披露宴にも対応してくれるフレキシブルな空間。庭を巡り、石段を上ってたどり着く最奥の座敷だけに、その落ち着きと静けさは格別だ。また明治10年築の趣ある佇まいながら、年配者にやさしいいす席やくつろぎの控え室、さらに床暖房を完備するなど快適さへの配慮も随所に。130名まで収容できる「広間」とともに、人数に応じて活用したい祝宴の主たる場である。
【写真】
上/両サイドの窓から庭を眺める「寿の間」は主となる祝宴会場。白無垢や人気の引き振袖、そしてシンプルなドレスまで、花嫁の美しい装いを引き立てる上品な空間だ
右下/「寿の間」外階段からの眺め
左下/もちろん衣裳や装花、美容・着付などの提携店も。一からの相談にのってくれるので安心
もてなしの極みは料理器にもこだわりを見る
創業300余年の老舗料亭だからこそ、もてなしの極意は、やはり料理にある。「器も含めて『しつらえ』ですから」と、シンボルマークの鶴をあしらった器や敷き紙を用いて、吉祥料理にいっそうの華やかさをプラス。祝い肴から始まることほぎの膳は、味わえばしみじみおいしく、「良縁とりもち」の意味を込めてもちを鴨肉で巻き椀物に仕立てた一品をはじめ、ふたりの幸せを願う気持ちがしっかりと生きている。これならばちょっとうるさい親戚や舌の肥えたゲストも、心から満足してくれるはずだ。また結婚を考えているふたりに向けて、この婚礼料理を試食できるお得な企画も用意。新潟を代表する老舗料亭の味、そして特別な1日を彩る美しき和の空間を体感するためにも、ぜひ活用したい。
左3枚/江戸時代から受け継がれてきた朱塗りの椀に美味を盛り込む。器を愛でるのも料亭ならではの楽しみ方のひとつ
右/シンボルマークの鶴がそこかしこに。華やぎのひとときにふさわしい縁起物である。結納や顔合わせの食事会などにもふさわしい名店
演出は思いのまま老舗ならではのお楽しみも
ちなみに婚礼プランを設けていない分、1会場1組限定でたっぷり3時間を確保する披露宴は、内容も思いのまま。鏡開きや和楽器の演奏、そして芸妓の舞いを取り入れるのも老舗料亭にふさわしい演出のひとつだ。また座敷では人前式も可能なほか、衣裳や美容などの主要アイテムは提携店を持つため、なんでも気軽に相談できるのがいい。
初春には繭玉を飾り、夏になれば庭園で涼やかな滝そうめん。江戸時代から多くの客をもてなしてきた料亭だけに、日本古来の情緒を大切にする気持ちはことさらに。そんな粋を極めたウエディングを実現する前に、まずは意外にもお手ごろなお昼の会席を楽しみながら、あこがれの空間に身をおいてみたい。料亭で行う祝宴の醍醐味、その一端が伺えるはずだ。
まずは試食&会場見学を
もてなしの主役となる料理を事前に格安で試食できるうれしいシステムも。通常2名47,000円相当の料理が10,000円でいただ
けるとは、実にお得感たっぷりである。もちろん会場となる座敷も見学できるので、漠然としたイメージを具体化できるいいチャンス。
※5日前までに要予約
新潟市中央区西大畑町573電話025(223)1188
営業11:30〜14:00、17:00〜21:30
日曜、祝日休(10名以上の予約の場合は営業) P/20台