![]() |
|
気持ちのゆとりがお子さんへ 優しく接することにもつながるはず。 そんなゆとり作りのお手伝いをしていきたい。 ベビーシッター派遣会社を始めて11年。子どもの世話をする、と言ってしまえば簡単なことに思えるかもしれないが、突き詰めて考えれば"命を預かる仕事"。そんな大変な仕事であるのに、「いい仕事にめぐり合えて本当に幸せ、これからもずっと続けていきたい」と意欲的。「ベビーヘルパーPOPO」の代表取締役という肩書を持つ長場さんは、自らシッターの仕事をしながら、登録シッターの派遣業務・教育、託児ルームの企画といった会社全体の運営、さらには家事をこなす。「私がシッターを頼みたい」ほど忙しいが、待っている子どもがいる、と思うと休んでいる暇はない。 早朝、電話が鳴る。「今日、急な用事ができてしまったので1日子どもをみていただけませんか?」 当日に仕事の依頼が来ることもままある。現在、登録シッターは32名。利用時間や利用場所、預かる子どもの年齢・性格、単発なのか長期になるのか、依頼内容を照らし合わせてシッターを派遣する。もちろん長場さん自身が出向いたり、自宅で預かったりする場合もある。 |
|
笑顔を励みに 子どもと接している時はできるだけ肌と肌のふれあいを大切に、と心掛ける。ひざに乗せて本を読んであげたり、鬼ごっこにかくれんぼ。工作やお絵かきをしたり。「せっかくお付き合いをさせていただくことになったからには満足してもらえるお世話をしたい。"ありがとう、助かりました"というお母様の笑顔、"楽しかったよ!"というお子様の笑顔。この仕事はたくさんの"笑顔"と出合える仕事なのです。そしてそれが何よりの励み。自分が成長していくための心の糧みたいなものです」と語る。 そんな仕事にあこがれて「シッターになりたい」という人が増えてきている。「シッターは単に知識だけあってもできない仕事です。子育てにマニュアルがないように、接し方は1つではありません。育児経験でしか分からないメンタルな部分こそ大事。一人ひとり個性の違う子どもに愛情をもって接することができるか、いかに気持ちを理解できるか、といったことが要求されます。たとえるなら"自分の引き出し"をたくさん持つ、ということでしょうか」。その一環として、月に1度は救急法や遊びの工夫についての講習会を行っている。シッターとしての士気を高め、育てていくのも長場さんの重要な役割なのだ。 核家族化、夫婦共働き、家庭環境はさまざま。「仕事が休めなくて」「リフレッシュしたくて」「産褥(さんじょく)期なので」「急な冠婚葬祭で」‥。生活の多様化により利用理由もさまざま。しかし、利用することで両親の気持ちにゆとりができ、その分親子の関係がよくなるのであればシッターの存在価値は十分に大きいだろう。今、問題になっている虐待もかなり減っていくに違いない。「これからは公共の場にも託児ルームが増えてくれれば、もっと気軽に利用していただけるはず」。親のためにも、子どものためにも、シッターの必要性は高まってきている。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
| 1. 2. 救急法の講習会を受講。登録のシッターさんを集めて毎月1回、研修会を開いている | 3. 自宅でお預かりした赤ちゃんをあやす | ||
|
|
|
|
|
東京の専門学校で建築設計を学び、設計事務所に就職。新潟に戻った後も図面を描く仕事一筋。転機が訪れたのは1991年。友人に誘われて「新潟にはまだなかった」ベビーシッターの会社を興す。現在、(有)ベビーヘルパーPOPO代表取締役。夫と大学生の長男、高校生の長女の4人暮らし。44歳。新潟市出身。 |
|
|