ティータイム、ティーブレイク、アフタヌーンティー…お気に入りの器においしい紅茶を入れて、ゆったりとしたひと時を過ごす… 1日に1回でもそんなゆとりを持ちたいもの。
味わい豊かな上に、気分までリッチにしてくれる紅茶は、入れ方次第で味や香りがグーンとアップする。そんな紅茶のおいしい入れ方や楽しみ方を、新潟市万代6、conayuki−tei(こなゆきてい)の星野博子さんに教えていただいた。

 紅茶はワインと同じ農産物。産地がそのままワインの名前になるように、紅茶も茶葉の産地が名前となっている。中でもインドのダージリン、スリランカのウバ、中国のキーマンは世界三大紅茶で名高い。
 また、同じ産地でも摘む時期によってもちろん味が変わる。その年の最初に摘まれたダージリンの茶葉、いわゆる春摘みは「ファーストフラッシュ」と呼ばれ、華やかでやわらかな風味に加え、豊かな香りが特徴だ。緑茶であれば新茶に相当する。そして2番目に摘まれた茶葉、「セカンドフラッシュ」と呼ばれる夏摘みは、力強い豊かな味わいが楽しめる。種類によっては最高級にランクされる。日本人とドイツ人は「ファースト−」、イギリス人は「セカンド−」が好みとか。また、その年々の天候によって出来が左右される点なども、ワインの世界と似ている。ちなみに今年の「セカンド−」は当たり年。
 
 紅茶の楽しみ方は“味わい”だけではない。まずは“色”。丁寧に上手に入れた紅茶はにごりもなく、透明感や輝きがあり、きれいな色をしている。そして“香り”。口に含み飲み込んだ後、軽く深呼吸したときの香り。紅茶を注ぎ終えた後のポットの中に残る茶葉の香り。どちらも極上だ。味覚・視覚・臭覚で紅茶を感じとりながら、とっておきの時間を満喫する…まさにそれが紅茶を味わうだいご味といえるだろう。

自分好みの茶葉を見つけて下さい。

キャンディー
スリランカの古都キャンディーから産出される。水色は鮮やかな紅色。その色を楽しめるアイスティーや、渋みが少ないのでバリエーションティーにも向いている。

アールグレイ
フレーバーティーの代表格で独特な柑橘(かんきつ)系の香りが特徴。中国紅茶をベースにしたものが多い。水色は暗めのオレンジ色。ストレートティー・アイスティー・ミルクティー、どれにも適している。

ダージリン
インドのヒマラヤ山岳地帯、ダージリン地方で産出される。マスカットフレーバーといわれる優雅な香りと風味から「紅茶のシャンパン」と呼ばれる。水色はオレンジ色。香りを満喫できるストレートティーがお薦め。


1.ティーコゼ:
紅茶が冷めないようポットにかぶせるカバー
2.はかり:
(なければティースプーン山盛り1杯が約3gの目安)
3.ポット:
2つ用意 丸型で保温性の優れた陶器製のものが最適
4.ストレーナー:
紅茶をポットからカップに注ぐときに茶葉が入らないようにする茶こし
5.茶葉:
今回はブロークンタイプのセイロンを用意
6.カップ&ソーサー:
紅茶の水色が確認できるようカップの内側が白いものがベスト



1.1人分の茶葉3gを量る。
 
2.1つ目のポットにお湯を入れ、ストレーナーをセットした2つ目のポットにそのお湯を移す。さらにそのお湯をティーカップに注ぎ、すべての器を温める。
  
3.1つ目のポットに茶葉を入れ、泡がポコポコと沸騰した、100℃のお湯、300Mを高い位置から注ぐ。上の方からお湯を注ぐことにより、茶葉をかき混ぜる。茶葉はポットの中で上下に動き回る。その現象をジャンピングと呼ぶ。
  
4.ポットにふたをし、ティーコゼをかぶせ、3分蒸らす。蒸らし時間が早いと味が出ないし、遅いと渋味が出てしまうので時間はきっちりと。
 
5.ストレーナーをセットした2つ目のポットに1つ目の紅茶を全部移す。必ず全部出し切ること。茶葉は茶殻として残る。

6.ティーカップに注いで出来上がり。



 1つ目のポットに100℃のお湯を注ぎ、すぐに2つ目のポットにそのお湯を移す。この作業で100℃のお湯が85℃〜90℃に下がる。このお湯を使って、あとは基本の入れ方の要領で入れる。茶葉が大きめなので、蒸らし時間は6分。
こんな楽しみ方も
ストレートティーの素朴な味わいを楽しんだ後は、少しアレンジを加えて、紅茶の世界を広げてみては。例えば、季節のフルーツを添える、ブランデーやラムを1滴落としてみる、ジャムやシナモンを加えてみる…などアレンジはさまざま。アイスティーにオレンジスライスは、レモンスライスに比べまろやかな味。簡単でお薦め。




1. ティーコゼ:ない場合はタオルを巻いてもOK
2. ストレーナー
3. ポット:1つ用意
4. ガラスのポット:1つ用意 氷をたくさん入れ紅茶を冷ますために使う
5. 氷:紅茶を一気に冷ますため、多めに用意
6. グラスとコースター
7. 茶葉:今回はフレーバーティー3gを用意



1.ポットに茶葉を入れ、熱湯を150M注ぐ。

2.ティーコゼをかぶせ3分(〜4分)蒸らす。

3.ピッチャーに氷をたくさん入れる。グラスにも氷を入れておく。

4.ストレーナーをセットしたガラスのポットに、2で蒸らし終わった紅茶を全部注ぐ。

5.すぐによくかき混ぜる。
※クリームダウン(紅茶成分のタンニンが結晶化してアイスティーがにごる現象。徐々に温度が下がると起こる)を防ぐため、一気に冷ます。

6.グラスに注いで出来上がり。


1.小鍋にティーカップ1杯分(100M)のお湯を入れる。

2.茶葉3g〜5g程を入れ、1〜2分煮出す。
※ 火加減を見ながら、弱火〜中火程度で。

3.2にティーカップ2杯分(200M)の牛乳を入れる。
※鍋のふちにプツプツと泡が出る程度まで温める(90℃位)。沸騰させると臭みが出る。

4.ストレーナーをセットしたポットに3を全部移した後、ティーカップに注ぎ出来上がり。
紅茶の保存法
紅茶は繊細な味や香りが命。袋入りの茶葉などは必ず茶筒か缶に移すこと。光によって茶葉が劣化するので、ガラス瓶などの容器は使わないこと。保管は湿気が少なく、温度が一定の場所が最適。常温保存でOK。食品のにおいが移りやすいため冷蔵庫には入れないように。

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