細野加奈子さん
新潟市生まれの新潟育ち。普段は活動的なパンツスタイルが多いというが、
観劇にはご覧の通り着物で出かける。着こなしの先生は母で、将来は一緒
に着物で旅行するのが夢。

着物好きなお母さまの影響で、
子どものころから日本文化に関心を持っていた細野さん。
りゅーとぴあ開館以来、能や演劇鑑賞へは着物で出かけている。
「でも、肝心の成人式は試験勉強中で出席できなかったんですよ」と
屈託なく笑う。りゅーとぴあ5階の能楽堂で、
着物のおしゃれの楽しさを聞いた。

着物で観劇を楽しめるのも、
りゅーとぴあのおかげなんです。
  以前は白石加代子さんの公演を見るために東京まで通っていた細野さん。98年10月にりゅーとぴあが開館し、念願の“着物で観劇”を楽しんでいる。「着物で最初に見たのは、オープニング事業の坂東玉三郎舞踊公演。すてきな着物姿の方も大勢いらしたと思うのですが、周りを見る余裕がありませんでした。今は、演目に合わせた装いを考えるのが楽しいんです」。能の知識を得ようとりゅーとぴあの能楽基礎講座で学び、日本の伝統文化の奥深さにあらためて感動した。踊りや三味線などにもいずれ挑戦してみたいという。「着物で出かけられる場所がもっと増えるといいですね。新津記念館や燕喜館へ母と一緒に行ってみたいと思っています」

今日の装いは、小菊が描かれた単衣仕立ての阿波友禅。「着物をまとっているだけでうれしいので、着物を着たときは非日常を楽しもうと思っています。化粧は洋服の時とほぼ同じですが、ほお紅を入れるのがポイント」




りゅーとぴあ5階の能楽堂。すり足の効果を高める白木の床はヒノキ材。観客席に突き出た檜皮(ひわだ)ぶきの屋根。三間四方の能舞台正面にある鏡板を外せば、涼やかに茂る竹林がこつ然と現れる。室内であることを忘れてしまいそうな心憎い仕掛けで、邦楽など他の分野にも対応できる。楽屋は水屋を備えた正式な茶室となっており、茶会に利用することもできる

感動と出合う、3つのホールのご紹介
能 楽 堂
 固定席382席、車いす席5席で最大387人収容の能楽堂。伝統的な古典狂言「野村万作・萬斎」や能楽鑑賞会をはじめ、ひのき舞台に保護のための養生板を施すことで洋楽や演劇の公演も行われる。細野さんは今年6月に能楽堂で行われた白石加代子の『源氏物語』に感動したそう。10月にはハープのコンサートも企画されている。


コンサートホール
 固定席1884席、車いす席6席で最大2000人収容のコンサートホール。正面にパイプオルガンが設置されたアリーナ形式で、ステージと観客席の一体感が特徴。「座った席によって音の響きが違うので、いろいろな席で好みの響きを見つけるのも楽しいです。まず、無料のオルガンプロムナードコンサートや500円で楽しめる1(ワン)コイン・コンサートなどから気軽に出かけるといいですよ」とは細野さんのアドバイス。10月27日には東京交響楽団新潟定期演奏会が開かれる。


劇  場
 固定席868席車いす席5席で最大903人収容の劇場。演劇、オペラ、ミュージカル・歌舞伎・舞踏などさまざまな舞台芸術に対応。細野さんお薦めの白石加代子の『夏の夜の夢』は9月20・21日に上演。11月には藤原竜也主演の話題作『エレファント・マン』公演も。


マナーあれこれ

間合いが難しいといわれる能・狂言の拍手。シテ(主役)が橋懸かりを通って幕の向こうへ消えて行く直前に拍手をするのが正しい作法です。
開演に遅れた場合は、観劇中のお客さまと舞台進行・演出効果の妨げにならないよう、レセプショニストの指示に従いましょう。
上着や荷物は預けてスマートに。コンサートホール・劇場は2階共通ロビーのクローク、能楽堂は会場備え付けのコインロッカー(無料)をご利用ください。
主な公演の際、6カ月以上の未就学児は3階託児室でお預かりしています。(予め申し込みが必要です)
詳しくは025(224)5521までお問い合わせください。

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