素材別バックナンバー



ほんのり甘いカボチャを使って、
もっちりニョッキを作りましょう。
ミルク&チーズの
ソースを添えれば栄養満点。
離乳食にも向いています。

 カボチャと聞いて思いだすのは、やっぱりシンデレラの馬車だ。あのカボチャは魔法で大きくしたカボチャだけれど、魔法をかけなくてもすさまじく大きくなるカボチャがある。アトランティック・ジャイアントという、オレンジ色の皮をしたカボチャだ。
 これは重さを競うコンテスト用に栽培されるもので、上手に育てればなんと100kg以上になる。サンフランシスコで開かれる世界大会に出品されるカボチャになると、300kg台は当たりまえ、時には400kgを超えるものも現れるという。400kg…何人分だろう?
 さて、カボチャを使って作るニョッキは、明るい黄色とほんのりした甘さが身上だ。ショート・パスタの元祖とも言われるニョッキの語源は、イタリア語の「こぶ」で、基本のジャガ芋+小麦粉で作ると見た目も食感も白玉団子そっくりになる。プレーンなニョッキならどんなソースでも合うが、カボチャのニョッキは甘みと色の引き立つクリーム・ソースで食べたい。

取材・文/小杉慶子
撮影/松永由佳

じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。




カボチャ:カロチンを筆頭にビタミン類やミネラル、食物繊維などをバランス良く含む。夏から秋にかけてが旬で、手に持ったときに重みのあるものが美味。ニョッキにはホクホクした西洋カボチャが向く。
材料(2人分)

≪ニョッキ≫
カボチャ:300g
(皮と種を取って)
小麦粉:80〜100g

≪ソース≫
玉ネギ:1/2個
トマト:1個
ツナ:90g
ブリーチーズ:40g
パルメザンチーズ:20g
牛乳:100cc
バター:大さじ1
小麦粉:大さじ1
作り方
1. カボチャ300gはひとくち大に切り、レンジにかけて柔らかくしたら熱いうちにつぶす。
2. つぶしたカボチャに小麦粉を少しずつ加えて混ぜる。手でこねられる固さになったら、ボウルから取り出して5分ほどこねる。
3. 生地を小分けにし、直径1cmくらいの棒状にのばしたら2cmの長さに切り分ける。沸騰した湯に塩を少々入れ、生地を入れてゆでる。生地が浮かんできたらすくいあげる。
4. フライパンにバターを溶かし、角切りにした玉ネギとトマト、ツナを入れていためる。野菜がしんなりしたら小麦粉を入れて混ぜ、牛乳100ccを加えて軽く煮詰める。
5. 煮詰まってきたら細かくちぎったブリーチーズとすりおろしたパルメザンチーズ(カマンベールチーズと粉チーズでも良い)を加えて混ぜ、塩とコショウで味を整える。

*POINT*
鍋底に沈んでいたニョッキが浮かび上がってきたらOK。くっつき防止にオリーブオイルを。






●つくった人/中島 有香(なかじまゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
TEL.&FAX.025(223)5030

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