素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。
ゴマのサンドクッキー
たっぷり混ぜ込んだゴマの香ばしさと、甘酸っぱいリンゴの組み合わせ。
サクサクした歯ざわりに、思わず「もう一つ」と手が伸びます。

写真:ゴマのサンドクッキー


 中国では不老不死の仙薬だと語り継がれ、エジプトやインドなどでも食用・医療用として珍重されてきたゴマ。不飽和脂肪酸やビタミン類をはじめ、カルシウム、ミネラルなどの栄養素がバランスよく含まれたゴマは、やがてさまざまな料理に使われるようになり、「小さな総合栄養食」として広く普及していった。
 そんななかで、若返りの栄養素として注目を集めているのが、ゴマ1粒にわずか0.5%しか含まれていないという有効成分「セサミン」。セサミンには細胞の老化を進める活性酸素を抑える働き(抗酸化力)があり、豊富なビタミンEとともに、皮膚の代謝を促進してシミやシワを防いでくれる。さらにセサミンに守られた不飽和脂肪酸が善玉コレステロールを増やすため、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも役立ってくれるのだ。
 リンゴの簡単コンポートを挟んだゴマクッキーは、熱いコーヒーがほしくなる、秋らしい一品。甘酸っぱく香ばしいクッキーでほっとひと息つきながら、美肌ケアまでできてしまう、女性にはたまらなくうれしいお菓子だ。

取材・文/小杉康子 撮影/松永由佳

写真:ゴマ
ゴマ
リノール酸、オレイン酸などの不飽和脂肪酸に富む。脂質のほか、タンパク質やカルシウム、ビタミンなどがバランスよく含まれた総合栄養食品。話題の栄養素「セサミン」には、老化や動脈硬化の原因となる活性酸素を防ぐ働きがある。
材 料(20cm角の型1枚分)
いりゴマ(白):50g
バター:120g
グラニュー糖:80g
薄力粉:200g
アプリコットジャム:大さじ5
リンゴ:1/2個
グラニュー糖:大さじ1
1. ボウルにバターを入れ、レンジにかけて軟らかくしたら、グラニュー糖を入れて混ぜ合わせる。ゴマを加えて混ぜ、さらに薄力粉を3回に分けて入れ、さっくりと混ぜ合わせる(a)。
2. リンゴはしんを取り、皮付きのまま細かいイチョウ切りにする(b)。器にリンゴを入れ、グラニュー糖をふりかけてラップをかけ、2分間ほどレンジにかけてしんなりさせる。
3. 1の生地の半分を型に入れ、手で押さえて敷き詰める(c)。2のリンゴにアプリコットジャムを加えて混ぜ合わせ、生地の上に載せる(d)。
4. 残った生地も3と同様にジャムの上に載せ、手で押さえて敷き詰める(e)。180℃のオーブンで25分間焼き、熱いうちに切り分ける(f)。

*POINT*
水気のないポロポロした生地なので、手で押さえて整形する。冷えると固くなるため、切り分けるなら熱いうちに。

a


b
c
d


e
f
●つくった人/中島 有香(なかじま ゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
教室の問い合わせは TEL.&FAX.025(249)4245
ホームページhttp://www.yuka-chotsu.com

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