素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。
カキの韓国風ご飯
和風なイメージを裏切る、ピリリとした辛さ。ニンニクや
タカノツメをきかせたオリジナルの
オイスターソースには、カキのうま味が詰まっています。

写真:カキの韓国風ご飯


 体が必要としている栄養素には、毎日一定の量が欠かせない多量栄養素と、ごく少量で足りる微量栄養素の2種類がある。多量栄養素は、「三大栄養素」とも呼ばれる糖質・脂質・タンパク質の3種類。対して微量栄養素と呼ばれるのはビタミン類やミネラル分などで、骨の形成から血液のバランス調整、神経やホルモンのスムーズな伝達など、体の機能を維持するための重要な役割を担っている。
 良質なタンパク質のみならず、こうした微量栄養素にも富むカキは、なにかと不足しがちなビタミン類やミネラル分をしっかりと補ってくれる。昔から「二日酔い防止にはカキが効く」と言われてきたのも、カキに含まれる微量栄養素が肝臓をサポートし、ベストな体調を保ってくれるからだろう。
 新潟のカキと言えば、佐渡の加茂湖で養殖されているものが有名。小ぶりながらも身が引き締まって味が良く、海のカキより臭みも少ないと好評を博している。今回のカキご飯にも打ってつけで、具は、多めに作って酒のつまみにしてもおいしい。

取材・文/小杉康子 撮影/松永由佳

写真:カキ
カキ
必須アミノ酸をはじめとする18種類のアミノ酸を含むタンパク質のほか、鉄や銅、亜鉛などのミネラル分も多く、「海のミルク」と呼ばれるほど栄養価が高い。また、血中コレステロールの上昇を抑えるタウリンも豊富に含まれている。
材 料(2人分)
カキ:150g
和風だし汁:約500cc
米:2合
ニラ:3本
タカノツメ:1本
ショウガ:ひとかけ
ニンニク:ひとかけ
水あめ:大さじ1
しょうゆ:大さじ2
かたくり粉:適宜
ごま油:適宜
1. 鍋にカキ100gとだし汁を入れ、さっと煮たらカキを取り出す(a)。
2. 土鍋にといだ米と1のだし汁を入れる(b)。30分ほど吸水させたら、中火で13分間炊き、火を止めて20分間蒸らす。
3. ニラとタカノツメ、カキ50gを細かく刻み、ショウガとニンニクはみじん切りにする。切った材料をすべてボウルに入れ、水あめとしょうゆを入れて混ぜ合わせる(c,d)。
4. 1のカキにかたくり粉をまぶす。フライパンにごま油を熱し、かたくり粉をつけたカキを軽くいためる(e)。さらに3を加えて煮絡める(f)。
5. 炊き上がったご飯に4を半分混ぜ(g)、残りの半分でトッピングする。

*POINT*
ご飯を炊くのは炊飯器でもOK。具のカキは1度だしで煮ているので、身が堅くならないよう、いためるときは手短にし、3のたれと煮絡めていく。

a


b
c


d

e
f


g
●つくった人/中島 有香(なかじま ゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
教室の問い合わせは TEL.&FAX.025(249)4245
ホームページhttp://www.yuka-chotsu.com

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