素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。
手作りショートパスタとブロッコリーのブルーチーズソース
シコシコした手作りパスタと、固めにゆでたブロッコリーの歯応え。
味わい深いブルーチーズソースをからませながら、2つの食感を堪能しましょう。

写真:手作りショートパスタとブロッコリーのブルーチーズソース


 イタリア料理によく出てくるブロッコリーは、カリフラワーと同じくキャベツの変種で、地中海沿岸が原産地。日本には明治初期に渡来し、鮮やかな色と歯応えが愛されて、この30年で本格的に栽培されるようになった。最近はブロッコリーに含まれるスルフォラファンという物質がピロリ菌を倒す働きがあるとわかり、胃がん予防食品としてさらに注目を集めている。普通はつぼみの集まった部分(花蕾=からい)だけを食べるが、茎にも栄養が詰まっているため、傷んでいなければ食べるようにしたい。
 このブロッコリーをメーンにしたソースとよく合うのが、イタリアはプーリア州バーリを代表するパスタ「カヴァテッリ」。人間の耳たぶをかたどったという「オレキエッテ」よりも形は少し小ぶり。丸めた生地を指で一つ一つ、つぶしていく、その手間を楽しみながら作ろう。ゆであがった「耳たぶ」のくぼみにコクのあるチーズソースがほどよくたまり、キリッと冷えた白ワインがほしくなる。

取材・文/小杉康子 撮影/松永由佳

写真:ブロッコリー
ブロッコリー
カリフラワーと同じく、キャベツから改良されたアブラナ科の野菜。鮮やかな緑色が食卓に彩りを添える人気野菜で、レモンの約2倍も含まれるビタミンCが美肌と風邪予防に効果を発揮する。カルシウムや食物繊維も豊富。
材 料(4人分)
ブロッコリー:ひとふさ
デュラムセモリナ粉:250g
ぬるま湯:約100cc
ニンニク:1カケ
アンチョビ:2枚
オリーブオイル:少々
ブルーチーズ:50g
生クリーム:100cc
白ワイン:50cc
塩:少々
1. ニンニクとアンチョビをみじん切りにする。ブロッコリーは小房に分け、塩少々を入れた熱湯で、緑色が鮮やかになる程度にさっとゆでる。ゆでたら軽く水にさらし、しっかり水気を切っておく。
2. セモリナ粉をテーブルに出し、中央にくぼみを作る(a)。そこにぬるま湯を少しずつ入れながら粉と混ぜ合わせ、パスタの生地をまとめる(b)。生地から粉っぽさが消えてなめらかになり、耳たぶより少し固めになるまで練る(c,d)。
3. パスタ生地をまとめたら適当な大きさに切り分け、直径2cmほどの棒状にのばす(e)。さらに2cm角ほどに切り分けて小さく丸め(f)、親指でテーブルに押しつけるようにしてくぼみを作り、全体を小さな丸い平形に仕上げる(g)。
4. 鍋に塩と水を入れて沸騰させ、3を入れる。パスタが湯のなかで動き出したら、ボウルに取る(h)。フライパンにオリーブオイル、ニンニクとアンチョビを入れて火にかける。
5. ニンニクの香りが立ってきたらブルーチーズをちぎって加え、チーズが溶けたら白ワインと生クリームを加えてひと煮立ちさせる。4のパスタとブロッコリーを加えて、ソースとからめて器に盛る(i)。

*POINT*
ブロッコリーは食感を残すために固めにゆでる。パスタ生地をまとめるときは、ぬるま湯を入れ過ぎないこと。

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h


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●つくった人/中島 有香(なかじま ゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
教室の問い合わせは TEL.&FAX.025(249)4245
ホームページhttp://www.yuka-chotsu.com

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