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SLOW FOOD
澄みきった空がのぞくお休みは、
公園へランチに出かけよう。バスケットには、
煮込んだスープを詰めた魔法瓶や水筒を入れて。
やさしい日差しに心も体も
ぽかぽかとあったかくなってくる。

2種類のスープ
チキンのうま味が溶け出した、コロコロ野菜の赤いスープ。
どこか懐かしさを感じさせる、みそ風味の豆乳スープ。
温かさが、心と体にじんわりと染み込んできます。

写真:スープ


 行楽の秋、天気の良い日はお弁当を持って出かけたくなる。ただ、曇るとすぐに肌寒くなる季節だから、なにかひとつ温かいものがあるとうれしい。出かける準備をしながら作れて、しかも具材がたっぷり入った栄養満点のスープなら、あとはパンだけでも大丈夫。気負うことなく、思い立ったその足で「公園ランチ」を楽しめそうだ。
 スープには長らく「飲むもの」というイメージがあったが、最近は肉や野菜をしっかり入れた、食べ応えのあるスープに人気が集まっている。トマトとサワークリーム、それぞれの酸味が生きているチキンスープは、パスタを入れてもおいしいだろう。ほんのり和テイストの豆乳スープは、なめこと豆乳が濃厚なとろみと優しい味わいを醸し出している。するっと飲めてしまうから、飲み会の翌朝にも効きそうだ。
 スープは今や、食卓の立派な主役。そして不思議なことに、温かいスープを食べると、心も体もゆったり穏やかになってくる。

取材・文/小杉康子 撮影/松永由佳

材 料(4人分)

野菜のチキンスープ
トマト:2個
ニンジン:1/2本
サツマ芋:1/2本
玉ネギ:1/2個
手羽肉:5本
オリーブオイル:少々
水:800cc
塩、コショウ:少々
サワークリーム:適宜

豆乳スープ
ベーコン:2枚
なめこ:100g
オリーブオイル:少々
和風のだし汁:400cc
豆乳:400cc
みそ:大さじ2
パセリ:少々
〈野菜のチキンスープ〉

1. トマト、ニンジン、サツマ芋、玉ネギはそれぞれさいの目切りにする(a)。
2. 鍋にオリーブオイルを熱し、手羽肉を入れて表面に軽く焼き色をつける。ここに1と水を加えて混ぜ、フタをして材料が柔らかくなるまで中火で煮込む(b)。
3. 材料が柔らかくなったら手羽肉を取り出し、塩、コショウで味を調える。器に盛ったら、サワークリームを載せる。

*POINT*
取り出した鶏肉は、ほぐしてサラダなどに使える。スープにパスタを入れてもおいしい。


〈豆乳スープ〉

1. 鍋にオリーブオイルを熱し、細切りにしたベーコンをいためる。軽く火が通ったらなめこを加え、さらにいためる(c)。
2. 1にだし汁と豆乳を加えて混ぜ、中火で軽く煮込む。
3. みそを入れて味を調え、器に盛ったら刻んだパセリを浮かべる。

*POINT*
だし汁は、昆布やかつおなどの和風だしを使う。みそは普通の合わせみそか白みそで。

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●つくった人/中島 有香(なかじま ゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
教室の問い合わせは TEL.&FAX.025(249)4245
ホームページhttp://www.yuka-chotsu.com

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