素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。
はちみつチーズパウンドケーキ
グラノーラのカリッとした食感が楽しい、カフェ・タイムにぴったりのミニケーキ。
生地に隠れたチーズの塩気が、はちみつの豊かな甘味を引き立てます。

写真:はちみつチーズパウンドケーキ


 ほのかな花の香りと深い味わい、日の光にも似た美しい金色。薬として、甘味料として古くから珍重されてきたはちみつは、あらゆる糖分の中で一番スムーズに吸収され、体内で素早くエネルギーに変わる。その一方で人間の体が処理できる分以上には吸収されないという特徴があり、血糖値を一定に保つ働きがあるほか、豊富なミネラル分がさまざまな成人病予防に威力を発揮する。はちみつは豊富な栄養と高い薬効が詰まった、完全食品なのだ。
 はちみつをもたらしてくれるミツバチは社会性のある昆虫で、1つの巣に1匹の女王バチと数万匹の働きバチ、2千〜3千匹の雄バチが存在し、それぞれ自分の役割を果たしながら共同生活を営んでいる。みつを集めるのは、成長し、外を飛び回れるだけの体力がついた働きバチの仕事で、1回に0.02gほどのみつを巣に持ち帰るという。このとき花のみつ(ショ糖)が働きばちの消化酵素によってブドウ糖などに転化し、羽の振動で水分が飛び保存性が高まって、あのトロリとしたはちみつが出来上がる。

取材・文/小杉康子 撮影/松永由佳

写真:はちみつ
はちみつ
ミツバチが花のみつを集め、体内で転化酵素を加えて分解した天然の弱アルカリ性バランス食品。主成分はブドウ糖や果糖などの糖分だが、ミネラル分やビタミン類なども含まれている。消化吸収が極めて良く、美容と健康に効果的。
材 料(マドレーヌ形8個分)
卵:2個
グラニュー糖:40g
小麦粉:80g
ベーキングパウダー:小さじ1/4
はちみつ:大さじ3
バター:30g
プロセスチーズ:30g
オレンジの皮:1/4個分
グラノーラ(シリアル):大さじ2
トッピング用はちみつ:大さじ2
1. ボウルに卵を入れて割りほぐし、グラニュー糖を加えて混ぜ合わせる(a)。全体がもったりしてきたら、はちみつを加えて混ぜる。
2. 1に、ふるった小麦粉とベーキングパウダーを3回に分けて混ぜる(b)。あらかじめ溶かしておいたバターを加え、さっくりと混ぜ合わせる(c)。
3. オレンジを洗って皮をむき、千切りにする。ボウルにオレンジの皮、グラノーラ、はちみつを入れて混ぜ合わせる(d)。
4. マドレーヌのカップ7分目まで2の生地を入れ、角切りにしたチーズを差し込む(e,f)。生地の中央に、トッピング用に作った3を載せる(g)。
5. 180℃のオーブンで10分間焼く。トッピングが焦げないようにオーブンを170℃に下げ、さらに5分間焼いて冷ます。

*POINT*
卵とグラニュー糖は、空気を含んで全体が少し白っぽくなるまでしっかり混ぜ合わせる。

a


b

c
d


e
f


g
●つくった人/中島 有香(なかじま ゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
教室の問い合わせは TEL.&FAX.025(249)4245
ホームページhttp://www.yuka-chotsu.com

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