素材別バックナンバー



夏野菜をふんだんに使った
南仏の煮込み料理「ラタトゥイユ」。
梅雨の合間の日差しを浴びながら、
お米感覚のクスクスと一緒にどうぞ。
      
 アラビア語で「陽の沈むところ」を意味するマグレブ。デュラム小麦の粗びき粉を塩水で練って作る世界最小のパスタ・クスクスは、北西アフリカのマグレブ3国(モロッコ、アルジェリア、チュニジア)に住むベルベル人の伝統料理から生まれた。のちに地中海を越えてヨーロッパにも広がり、食にうるさいフランス人まですっかりとりこになっている。
 このクスクスに欠かせないのが、あつあつの煮込み料理。野菜がどっさり入ったラタトゥイユはもちろん、豆や肉類のシチューでもOK。「煮込み料理をなにかにかけて食べたいけれど、ごはんには合わないし、スパゲティもちょっとね」というときには迷わずクスクスを使ってみたい。お米感覚のクスクスに、熱い煮込み料理が驚くほど良くマッチする。
 クスクスは、フランス製やイギリス製のものが大きなスーパーで手に入る。最近人気のカレー風味や地中海風味なら、そのままでもピラフのような味わい。刻んだ野菜を入れればさらにおいしくなる。

取材・文/小杉慶子
撮影/松永由佳

じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。




たこ:日本近海には30〜40種類が分布し、真だこや水だこ、いいだこなどを食用にする。新潟市では、冬から春にかけて五十嵐浜でとれる水だこがおいしいと評判。血管の浄化や神経機能を活性化させるタウリンを多く含む。
〈材料〉(2〜3人分)
ゆでだこ:200g 
ナス:1本 
玉ネギ:1個 
トマト:1個 
パプリカ:1個 
キュウリ:1本
ニンニク:1個 
たかのつめ:1本 
白ワイン:80cc 
オリーブ油:大さじ2
  クスクス
(ドライトマト入り):120g 
作り方
1. ニンニクは薄くスライスし、キュウリは5mm角程度のさいの目切りにする。たこと野菜(ナス、玉ネギ、トマト、パプリカ)はひと口大に切る。
2. 鍋にオリーブ油、ニンニク、たかのつめを入れて火にかける。香りが立ってきたらキュウリ以外の野菜を入れていため、ふたをして弱火に。
3. 野菜全体がしんなりしてきたら、たこと白ワインを入れ、再びふたをして8〜10分間ほど煮込み、塩で味をととのえる。
4. 別の鍋に水250ccを入れて沸騰させ、クスクスを入れてかき混ぜる。クスクスが水分を含んでふっくらするまで煮たら火を止め、ふたをして5分間蒸らす。
5. 蒸らしが終わったら再び火にかけてかき混ぜ、パラッとなったらキュウリを混ぜ込む。

*POINT*
クスクスは蒸らしたあともう一度火にかけて、粒がパラパラになるまで余分な水気を飛ばす。

●つくった人/中島 有香(なかじまゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
TEL.&FAX.025(223)5030




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