素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。

「森のバター」と呼ばれるアボカドで、
まろやかなクリームソースを。香ばしく焼けたチキンを、
リッチでコクのある味わいに仕上げます。




 鰐梨(ワニナシ)なんて言われると一体どんな食べ物かと思ってしまうけれど、実はこれ、アボカドの日本名。なるほど、深緑色のゴツゴツした皮がワニの背中にそっくりだ。
 「果物はそのまま食べるもの・甘いもの」というイメージがある日本人にとって、味も素っ気もないアボカドはちょっぴり不思議なフルーツ。しかもわさびじょうゆをかけるとマグロのトロに似た味になるというのだから、ますます不思議。これをすしネタにしたのが「カリフォルニア巻き」で、海外のすしバーではもはや定番になっている。
 選ぶときは黒に近い深緑色で、軽く握ったときに弾力があるものがおすすめ。堅いものは、室温で数日間置いておくと食べごろになる。皮をむいたらマヨネーズやドレッシングなどで好みの味をつけて、まったりした食感を楽しもう。今回のソースをディップにしても美味で、パンに塗って軽くトーストすれば朝ごはんやワインのおつまみにぴったりだ。

取材・文/小杉慶子
撮影/松永由佳



脂肪分が多く、世界で一番栄養価の高い果物。ただし脂肪分のほとんどはリノール酸やオレイン酸なのでコレステロールの心配はなく、むしろ動脈硬化を防ぐ働きがある。ビタミンやカリウム、食物繊維も豊富。
材料(2人分)

鶏もも肉:1枚
アボカド:1個
玉ねぎ:1/4個
プチトマト:5個
マヨネーズ:大さじ2
しょうゆ:大さじ1/2
レモン汁:少々
わさび:少々
粉チーズ:適量
イタリアンパセリ:適量
作り方
1.鶏肉は2等分して塩コショウをする。フライパンに油を熱し、両面をこんがりと焼いたら、ふたをして中まで火を通す。
2.アボカドは縦に割って種を取る。そのうちの3/4個をスプーンでくり抜いてボウルに入れ、レモン汁、マヨネーズ大さじ2、塩少々を加えてクリーム状になるまで混ぜ合わせる。
3.残り1/4個のアボカドは皮をむいて小さな角切りにする。半分に切ったプチトマトとともにボウルに入れ、しょうゆ大さじ1/2とわさび少々で味をつけてトッピングを作る。
4.フライパンで焼いた鶏肉にアボカドのソースをまんべんなく載せ、粉チーズをかけて230℃のオーブンで8分間焼く。
5.焼きあがったら皿に盛り、トッピングを載せてイタリアンパセリを飾る。

*POINT*
アボカドは変色しやすいので、レモン汁で色止めを。レモンは脂肪の分解も助けてくれます。

●つくった人/中島 有香(なかじまゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
TEL.&FAX.025(223)5030



戻る