素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。
ミルクバター
卵とミルクと砂糖で、いつものバターを甘〜くアレンジ。
カリカリに焼いた朝食パンに、たっぷり塗ってほお張るだけで、
幸せな1日が始まります。

写真


 1kgのバターを作るのに必要な牛乳は、約24リットル。牛乳を容器に入れておき、上層部に浮かび上がってきたクリームをかくはんして、脂肪分を寄せ集めるとバターになる。バターは長らく美容や薬用目的で使われてきたが、6世紀ごろからフランスの貴族の間でもてはやされるようになり、14世紀に入ると本格的に食卓に上るようになった。
 なめらかで口溶けのよい「ミルクバター」は、こんがりと焼いたバゲットによく似合う。「ミルクバター」と相性がよく、かつ朝食に向くのは、かみしめるほどに粉のうま味が広がるような、素朴なぜいたくさを秘めたパンではないだろうか。カスタードの優しい甘味がパンのおいしさを引き立て、バターとはまた違った幸せを教えてくれる。
 気持ち良く晴れた日は、朝のひとときを楽しめる朝食を用意したい。見た目はシンプルでも、体に染み渡るような豊かさを感じさせてくれるもの――1日の始まりは、そんな食事で迎えたい。

取材・文/小杉康子
撮影/松永由佳

バター
肌や粘膜の健康を保つビタミンA、カルシウムの吸収を助けるビタミンD、老化を防ぐビタミンEなど、脂溶性ビタミンが多く含まれる。ほとんどが消化吸収率の高い乳脂肪で構成されるため、胃腸に負担をかけずに栄養補給ができる。
材料
(カフェオレボウル1杯分)

バター:100g
牛乳:150cc
グラニュー糖:80g
小麦粉:大さじ1
コーンスターチ:大さじ1
卵黄:2個
1.バターは室温に戻しておく。
2.鍋にグラニュー糖半分(40g)と牛乳を入れ、沸騰寸前まで温める。
3.ボウルに残りのグラニュー糖(40g)、合わせて振るった小麦粉とコーンスターチ、卵黄を入れて混ぜ合わせる。2で温めた牛乳を入れて混ぜ(a)、混ざったら全体を鍋に戻す。
4.鍋に戻したら弱火で温めながら、全体がもったりするまで木べらで混ぜ合わせる(b)。とろみがついたら(c)、バットに移して冷ます。
5.ボウルに室温に戻したバターを入れて練り、4を2〜3回に分けて加えながら混ぜ合わせる(d,e)。

*POINT*
余ったら密封容器に入れて冷蔵庫へ。あまり日持ちはしないので、おいしいうちに食べ切って。

a

b

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e

●つくった人/中島 有香(なかじま ゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
教室の問い合わせは TEL.&FAX.025(249)4245
ホームページhttp://www.yuka-chotsu.com

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