素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。
ハマグリと菜の花のパスタ
ハマグリのだしと塩分をベースに、ガーリック&アンチョビでアクセントをつけて。
今が旬のハマグリに菜の花を添えた、春の食彩パスタです。

写真


 昔からひな祭りのごちそうとして親しまれてきたハマグリは、2枚の貝のかみ合わせがひとつずつ異なり、ピタリと一致するのはその一対だけという特徴を持っている。そのため夫婦円満のシンボルとして、かつては嫁入り道具の一つにも数えられ、現在でもひな祭りにはハマグリの吸い物などを食べる習慣が伝えられている。
 ハマグリには貧血を防ぐ鉄分や骨を丈夫にするカルシウム、肌荒れ予防に効果的なビタミンB2など、女性にとって大切な栄養素が盛りだくさん。ハマグリに足りないβ−カロチンを菜の花で補えば、カルシウムや鉄の吸収を助けてくれるため、滋味あふれるハマグリがおいしくいただけそう。前菜にしてもメーンにしても喜ばれそうだ。
 パスタを作るときは、オリーブオイルはたっぷりめがおいしい。ニンニクやタカノツメをオリーブオイルでいためるときは、冷たいままのフライパンに材料を入れてから火にかけて。焦げつきを防ぎ、風味良く仕上げることができる。

取材・文/小杉康子
撮影/松永由佳

ハマグリ
ハマグリ:鉄や亜鉛など女性に不足しがちなミネラル分が多く、貧血の予防に効果的。カルシウムやビタミン類にも富むほか、貝類の中ではカキやホタテに次いでタウリンが多く、血中コレステロールや中性脂肪を減少させる働きがある。
材料(2人分)
ハマグリ:8個
菜の花:適宜
パスタ:120g
ニンニク:1カケ
アンチョビ:2枚
タカノツメ:1本
オリーブオイル:大さじ2〜3
日本酒:150cc
しょうゆ:大さじ1/2
1.菜の花は食べやすい大きさに切り、ゆでてざるにあげておく。
2.ニンニクとアンチョビをみじん切りにする。
3.フライパンにオリーブオイル、タカノツメ、2を入れて火にかけ、ハマグリを加えて軽くいためる(a.b)。日本酒を入れたらふたをして、殻が開くまで蒸し焼きにし(c.d)、しょうゆで味をととのえる。
4.パスタをゆでる。ゆであがったらパスタを3のフライパンに移し、火にかけながらあえる(e)。
5.皿に盛りつけたらフライパンに残ったソースをかけ、菜の花を飾る。

*POINT*
ハマグリは砂抜きをしたものを買った場合でも、30分ほど海水程度の濃さの塩水につけておく。

a


b

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d

e

●つくった人/中島 有香(なかじま ゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
教室の問い合わせは TEL.&FAX.025(249)4245
ホームページhttp://www.yuka-chotsu.com

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