素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。
クリをたっぷり詰めるのが、フレンチスタイルのクリスマス・チキン。
こんがりパリッと焼けた皮に、ほんのり甘酸っぱいリンゴソースがよく合います。



 焼きたてのチキンに湯気の立つスープ、おいしいケーキ。ごちそうが並ぶクリスマスの食卓は、できるだけ華やかに演出したいもの。家族だけの小さなパーティーでも、テーブルにキャンドルを立てたり、小さなツリーやオーナメントを飾ったりするだけで、ぐっと気分が盛り上がる。ラッピング用のリボンやペーパーコードでナプキンリングを手作りすれば、いつもの食器もちょっぴり豪華に見えてくる。クリスマスは、冬の幸せが凝縮された特別な日。みんなが集うテーブルだからこそ、ひと手間を加えて楽しい魔法をかけてみたい。
 フランスの家庭では、ローストチキンの詰めものにクリを使うことが多い。クリのほのかな甘みと深い味わいが、鶏肉のうまみと驚くほどよく合うのだ。鶏を丸ごと1羽使うのは大変でも、モモ肉の皮を上手に使って詰めものをすれば、丸焼きと同じくらい豪華なパーティー料理になる。ソースのリンゴには紅玉を使うのがベスト。紅玉の深く美しい赤色としっかりした酸味が、料理のアクセントになってくれる。

取材・文/小杉康子
撮影/松永由佳



高タンパク質・低カロリーのヘルシー食品で、体調維持や発育促進に欠かせないビタミン類も豊富に含まれている。脂質には不飽和脂肪酸が多く、血中コレステロール値の低下に効果的。また、モモ肉は鶏肉の中で最も鉄分が多い。
材料(4人分)
鶏モモ肉:2枚
甘ぐり:60g
リンゴ:小1個
白ワイン:50cc
塩・コショウ:適宜

マッシュルーム:15個
アンチョビ:3枚
ニンニク:1かけ
サワークリーム:大さじ1
オリーブオイル:適宜
1.マッシュルームと甘ぐりをスライスし(a)、アンチョビは細かく刻む。フライパンにオリーブオイルを熱して材料を入れ、全体がしんなりするまでいためる(b)。
2.鶏モモ肉は半分に切り、両面に塩、コショウを振る。肉と皮の間にナイフを入れてポケット状に開き、中に1を詰める(c,d)。
3.耐熱皿にオリーブオイルを塗って2を並べ、200℃のオーブンで20〜25分焼く。
4.リンゴはしんを抜いて皮ごと2cm角程度に刻み、ニンニクはみじん切りにする。
5.フライパンにオリーブオイルを熱して4をいため、3で出た鶏肉の肉汁、白ワイン、サワークリームを加えて軽く煮立てる。塩、コショウで味を調え、焼きあがった鶏肉にかける。

*POINT*
鶏肉の皮は全部はがさず、両端を残して中心部分だけをポケット状に開き、具を詰める。

a

b

c

d

●つくった人/中島 有香(なかじま ゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
教室の問い合わせは TEL.&FAX.025(249)4245
ホームページhttp://www.yuka-chotsu.com

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