素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。
あったかとろーり、まろやかな冬のポタージュスープ。
カリフラワーとジャガ芋の優しい甘みが、心と体をホッとさせてくれます。



 ブロッコリーが突然変異して白くなったといわれるカリフラワーのルーツは、野生のキャベツ。日本には明治時代にアメリカから導入され、1960年代から本格的な栽培が始まった。以来、秋冬の大切なビタミン源となっている。ゆでてサラダに加えるほか、ピクルスにするのが一般的だが、フランスでは冬の定番スープ「デュ・バリー風ポタージュ」として愛され続けている。
 名前の由来になったデュ・バリーはルイ15世の寵妃(ちょうき)で、国王の権威を背景に、宮廷で絶大な勢力を誇っていたという。カリフラワーのクリームスープがデュ・バリー風と呼ばれるのは、ルイ15世の好物がソース・モルネー(ホワイトソース)をかけたカリフラワー料理だったことにちなんでいるらしい。ルイ16世妃マリー・アントワネットとかなりの確執があったとされているデュ・バリーだが、マリー・アントワネットが処刑された約2カ月後、彼女もまた死刑の判決を受けて断頭台の露と消えた。時代の波にほんろうされた、悲劇のヒロインの1人である。

取材・文/小杉康子
撮影/松永由佳


Squid
キャベツから改良されたアブラナ科の野菜で、ブロッコリーより柔らかく、ビタミンCや食物繊維が豊富。カリフラワーのビタミンCは加熱しても失われにくいため、風邪予防に大きな効果を発揮する。県内では小千谷が産地。
材料(4人分)
カリフラワー:280g 
ジャガ芋:130g 
牛乳:400cc 
生クリーム:25cc
バター:20g 
塩:2.5g 
ホワイトペパー:適量 
浮身用カリフラワー:少々 
パセリのみじん切り:少々
1.カリフラワーはしんを取って小分けにし、ジャガ芋は皮をむいて厚さ1cm程度にスライスする。それぞれ別の鍋に入れ、竹ぐしが通る程度にゆでる(a)。
2.1をジューサーに移し、牛乳を少しずつ加えながら粒がなくなる程度に混ぜ合わせる(b)。牛乳の味が強すぎる場合は牛乳を半分にして、もう半分は水でのばす。
3.2を裏ごしして火にかける(c)。沸騰したら火を止め、生クリームとバターを加えて混ぜ(d)、塩とホワイトペパーで味を調える。
4.浮身としてゆでたカリフラワーを少々入れ、パセリのみじん切りを振る。

*POINT*
材料をジューサーにかけ過ぎるとジャガ芋の粘りが出てしまうため、様子を見ながら混ぜ合わせていく。



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●つくった人/杉崎信良(すぎさき のぶよし)
万代シルバーホテル取締役総料理長。津川町に生まれ、機械設計業から一転して料理の道に進み、以来30年以上にわたって万代シルバーホテルの調理場を支えてきた。現在は「毎日食べても健康なものを」をコンセプトに、旬の安全な食材と和食の良さを取り入れたヘルシーなフレンチを追求している。ホテルのランチでも健康食メニューが展開され、ファンを集めている。


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