素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。
味の決め手はイカのワタ。新鮮なイカが手に入ったら、ワタも捨てずにフル活用しましょう。
シンプルな材料で作るからおいしい、ランチにぴったりのチャーハンです。



 世界中の温帯から熱帯の海に生息するイカは、その種類およそ450種。体長わずか25mmのヒメイカから、15m以上もあるダイオウイカの仲間まで、形態は実にさまざまだ。このうち食用になるのは約30種で、日本近海ではスルメイカやヤリイカなどが取れ、海外からはアカイカなどが輸入されている。もちろん日本だけでなく、魚介類を好む国々で広く食べられているのだが、刺し身として生で食べるのは日本くらいのものらしい。
 高タンパク・低脂肪・低カロリー食品として注目されているイカには、コレステロール値を下げ、動脈硬化を抑制するなどの効果もある。また、きちんとかまないとのみ込めないため、「かむ」ことによる脳の活発化やかみ合わせの保持も期待できるのだ。
 新鮮な刺し身用のイカは、身だけでなくワタもおいしい。ワタのうまみと少しだけ加えるしょうゆが隠し味になって、驚くほどコクが出る。思わずお代わりしたくなるチャーハンだ。

取材・文/小杉康子
撮影/松永由佳

いか
Squid
高タンパク・低脂肪・低カロリーのヘルシー食品。豊富に含まれるタウリンは、疲労回復や肝機能の強化に役立つほか、血中のコレステロールを下げ、中性脂肪を減らす働きがある。また抗がん作用を持つビタミンAも多い。
材料(2人分)
スルメイカ:1ぱい
長ネギ:10cm
ニンニク:1かけ
タカノツメ:1本
冷やご飯:茶わん大盛り2杯分
グリーンピース:大さじ2
サラダ油:適宜
塩:少々
しょうゆ:小さじ1〜2

1.イカの足と胴を離し、ワタを抜く。ワタはスミ袋を取って(a)塩を振っておき、胴は皮をむかずに輪切りに(b)、足とエンぺラは細かく刻んでおく。
2.長ネギとニンニクはみじん切り(c)、タカノツメは種を取って細かく刻んでおく。
3.フライパンにサラダ油を熱し、2をいため、塩を振っておいたワタから中身を取り出して加え、さらにいためる。
4.3に刻んだイカを入れていため(d)、冷やご飯とグリーンピースを加えて混ぜ合わせ、塩としょうゆで味をととのえながらいためる。

*POINT*
イカのワタは捨ててしまわず、スミ袋を取ったら具に混ぜ込んでコクを出す。

a

b

c

d

●つくった人/中島 有香(なかじま ゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
教室の問い合わせは TEL.&FAX.025(249)4245

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