素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。
ベトナムの米めん「フォー」を、熱々のガーリックスープでするりといただく。
ガーリック・チップの香ばしさと、レモン&コリアンダーのさっぱり感が味の決め手に。



 米粉を使っためん(ライスヌードル)でなじみ深いものといえば、ビーフンだろうか。中国南部が発祥の地といわれる米のめんは、次第にアジア各国に広まり、それぞれの郷土料理に欠かせない食材となっていった。米粉を蒸して作る「フォー」もそのひとつで、きしめんのように平たく、ベトナムでは朝食や昼食によく食べられているという。牛肉や鶏肉をメーンに、コリアンダーなどのハーブをたっぷり添え、ナンプラー(魚醤=ぎょしょう=)で風味をつけたあっさりタイプのスープで食べる。ヘルシー感が人気の、夏に食べたいアジアン料理だ。
 アジアの各国では米粉をめんに加工してきたが、日本では上新粉や上用粉、白玉粉など、菓子の原料として利用されることが多かった。そんななかで、いま米紛を使ったパンやめん類が注目を浴びている。米のめんならではの滑らかな食感とクセのない味は、夏バテ気味の胃にも優しい。食欲を刺激するガーリックと組み合わせて、夏の食欲不振を吹き飛ばそう。

取材・文/小杉康子
撮影/松永由佳



特有の香りのもとになっているアリシンには、強力な殺菌作用があり、食中毒予防に効く。血液の循環促進に優れるスコルジニンは、細胞を活発化させ、新陳代謝を高めて脂肪の蓄積を防ぐ。血中コレステロールを低下させる働きもある。
材料(2人分)
ニンニク:5カケ
鶏肉(手羽元):8〜10本
フォー:100g
コリアンダー:適量
レモン1/4個
水:600cc 
サラダ油:大さじ2 
塩・コショウ:少々 
唐辛子オイル
またはチリソース:少々

1.ニンニクの皮をむき、薄い輪切りにして、中心の芽の部分は取り出す。フライパンにサラダ油とニンニクを入れ、弱火で色が付くまで、じっくり揚げたら(a)皿に取る。
2.1のフライパンに鶏肉を入れ、焼き色がついたら水を加えて(b)中火で10〜15分間煮込む。鶏肉が煮えたらいったん取り出して、ボウルなどに移しておく。
3.2で残ったスープに塩とコショウを加えて、味をととのえる。ボウルなどに取った鶏肉は、食べやすいように身をほぐしておく。
4.フォーをゆで、湯切りする(c)。丼にフォーとスープを入れ、鶏肉、1.のガーリックチップ、コリアンダー、レモンを盛り付ける。好みで唐辛子オイルやナンプラーで風味をつけて。

*POINT*
ニンニクはサラダ油と同時に火にかけ、香りを移しながらゆっくり揚げてカリッとさせる。スープは薄めの味付けで

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b

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c

●つくった人/中島 有香(なかじま ゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
教室の問い合わせは TEL.&FAX.025(249)4245

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