素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。
スタミナ満点のうなぎをぜいたくに刻んだら、香味野菜とあえて
さわやかに。ガーリックの香りが
食欲をそそる、ひんやりおいしい夏色パスタ。



 今年の土用の丑(うし)の日は7月27日。スーパーの店先にうなぎのかば焼きが並び、手を伸ばす機会も多くなってきた。おもしろいことに、うなぎのかば焼きは関東と関西で調理方法が異なる。関東では普通、背から割いて素焼きにし、いったん蒸してから、かば焼きにするが、関西では腹割きにして蒸しをしないのが一般的だ。
 「うなぎがスタミナ食といわれるのは、うなぎがとても生命力の強い生き物だからでしょうね。どう猛で雑食。それだけパワフルなものを食べれば、人間にも精がつくわけです」とホテル新潟、総料理長の中野哲也さん。ホテル新潟では、アルプスの清流を温水化して育てられた糸魚川産のうなぎのかば焼きを販売している。
 「オイスターソースでいためたり、バルサミコ酢を煮詰めたタレで焼いたり、中華や洋食のコースにお出しすることもあります。フランスでは赤ワインなどと煮込みにされることが多いですね」
 冷製パスタは、ニンニクの香りとともに素材本来のうま味を味わう料理。冷めてもふっくらした食感とまろやかな甘みが失われない、質の良いうなぎが最適だ。うなぎを夏の食卓に取り入れて、酷暑に負けない体を作ろう。

取材・文/小杉康子
撮影/松永由佳
取材協力/ホテル新潟

■「うなぎの蒲焼」(一尾 1500円。肝の甘露煮つき)
 申し込みは、ホテル新潟「郷土料理 蔵」=025(245)3335まで。
 予約は7月22日まで、受け取りは7月25日〜7月27日の3日間。



肌荒れを防ぎ、体の発育を促進するビタミンAをはじめ、食用増進・疲労回復に役立つビタミンB1、細胞の老化を防ぐビタミンEなどに富む。また血液の流れを良くする不飽和脂肪酸(DHA、EPA)も多く、動脈硬化の予防にも効果的。
材料(2人分)
うなぎかば焼き:1枚
フルーツトマト:3個
ミョウガ:1個
大葉:5枚
ニンニク:2カケ
パスタ(1.4mm):160g
オリーブオイル:大さじ3
塩:少々

1. フライパンにスライスしたニンニクとオリーブオイルを入れ、カリカリになるまでいためて冷ましておく。
2. うなぎのかば焼きを一口大に切る(a)。フルーツトマトは角切り(b)、大葉とミョウガは千切りにして、ミョウガの千切りは水にさらしておく。
3. パスタを少し柔らかめに、しんがなくなるまでゆでる。ゆであがったらざるにあけて冷水で冷やし(c)、あら熱が取れたらしばらく氷水につけておく。
4. ボウルによく水気を切ったパスタを入れ、1と2を加えてあえる(d)。あえながら塩を振り入れ、味をととのえる。

*POINT*
冷たいまま食べるので、うなぎは味と質の良いものを用意して。生臭さが気になるときは最初に軽く空焼きを。

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●つくった人/中島 有香(なかじま ゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
教室の問い合わせは TEL.&FAX.025(249)4245

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