素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。
しょうゆ仕立ての鶏肉のレバーに、モッツアレラチーズのやさしい甘味と
キャラメルりんごのほのかな酸味をプラスして。秋はおいしさも重ね着です。



 「1日1個のりんごは医者を遠ざける」とイギリスのことわざにあるように、りんごは健康のイメージが強い果物。日本でメジャーになったのは明治時代と遅めでも、栽培技術は瞬く間に世界のトップレベルになり、日本生まれの品種もどんどん増えて、いまでは外国で栽培指導を行うほどになっている。
 キュートな姿とさわやかな酸味が魅力のりんごは、生で食べるのはもちろん、お菓子やジャム、肉料理のソースにしてもおいしい。りんご酒やブランデーなど、お酒の材料にもなる。でも一番幸せを感じるのは、やっぱりがぶりとワイルドにかじりついた瞬間かもしれない。お弁当にウサギりんごが入っているのも、それだけでその日の午後がなんとなく楽しくなるくらいうれしいものだけれど。
 生産量こそ多くはないものの、新潟県内でも白根市や月潟村などでりんごが栽培されている。ナシやブドウをはぐくむ豊かな大地はりんごにも向いていて、毎年おいしいりんごがとれている。

取材・文/小杉康子
撮影/松永由佳



りんご:胃壁を保護するペクチン、体内の不要な塩分を排出するカリウム、疲労回復に役立つリンゴ酸やクエン酸などが豊富。またりんごポリフェノールにはガン抑制や美白作用など、さまざまな効果が期待できる。
材料(2人分)
鶏レバー:4切れ 
りんご:1/2個 
モッツアレラチーズ:1/2個 
はちみつ:大さじ1 
バター:大さじ2 
パセリみじん切り:少々
  しょうゆ:大さじ1 
小麦粉:適量 
サラダ油:適量

《マリネ液》
赤ワイン:大さじ3 
玉ネギ:くし切り1/4個分 
タイム:少々

《つけ合わせ》
ジャガ芋:2個 
生クリーム:50cc 
塩、コショウ:少々 
かぼちゃの種:適量
1. 鶏レバーはマリネ液に漬け、冷蔵庫でひと晩置いて臭みを取る。
2. りんごは皮をむき、くし切りにしてスライスする。フライパンにバターを溶かし、りんごを入れていためる。しんなりしてきたら、はちみつを加えてさらにいためる。
3. 鶏レバーは水気をふき取り、小麦粉をまぶす。フライパンにサラダ油を熱し、レバーを入れて全体に焼き色をつけ、しょうゆで味を整える。
4. 天板にアルミホイルを敷き、レバーを並べる。その上に4つの輪切りにしたモッツアレラチーズ、りんごのソテーを載せて、180℃のオーブンで6〜8分焼く。
5. ジャガ芋はゆでてつぶし、生クリーム、塩、コショウを加えて混ぜ合わせる。出来上がったら上にかぼちゃの種を飾る。

*POINT*
りんご:胃壁を保護するペクチン、体内の不要な塩分を排出するカリウム、疲労回復に役立つリンゴ酸やクエン酸などが豊富。またりんごポリフェノールにはガン抑制や美白作用など、さまざまな効果が期待できる。

●つくった人/中島 有香(なかじまゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
TEL.&FAX.025(223)5030

戻る