素材別バックナンバー



じっくりつくって、ゆっくり食べよう。
忙しい日常から離れられる週末は「食」
に向き合う絶好の機会。身近な素材、
旬を味わい、のんびりとした時間を楽
しむassh流「スローフード」の提案。

気のおけない仲間と、庭で飲茶パーティー。
あれこれおしゃべりしながら
のんびり食事を楽しむ、「スローフード」な秋の午後。



 テーブルの端にトンボがとまる、秋晴れの休日。あんまり気持ちがいいから、今日はいつもの仲間を呼んでガーデン・パーティーを開いてみた。庭にいすとテーブルを出して、花壇の花を1輪飾って。気取らないパーティーだから、手軽につまめるものがいい。そうだ、薄餅(ピーピン)を作ろう。生地を焼いたら冷蔵庫のお肉をアレンジして、ありあわせの野菜を刻むだけだものね。ついでにこのあいだもらったオレンジとネクタリンで、果物いっぱいの簡単サングリアを作っちゃおうかな。赤ワインのかわりに杏露酒を使えば、こっちもほら、なんとなく飲茶風というわけ。
 準備ができたところで、玄関のベルが鳴った。さあどうぞ、好きな具をいっぱい載せて、くるっと巻いて召し上がれ。特別なことはなにもない、名前さえない小さな午後。だけどこんなに天気がいいんだもの、それだけでいいじゃない?

取材・文/小杉康子
撮影/松永由佳




鶏や野菜のほか、カッテージチーズやハム、サーモンなどいろいろな具に、中華風、クリーム風のタレをかけて。軽い食感に、何枚でも手がでてしまう。サングリアでなく、お茶をあわせてもおいしい。
材料(24枚分)
《薄 餅》
強力粉:300g
ごま油:大さじ2
湯:100cc
塗り用ごま油:適量

《はちみつ鶏》
鶏もも肉:2枚
はちみつ:大さじ3
しょうゆ:大さじ3
サラダ油:適量1

《薄餅の作り方》
1. 強力粉、ごま油、湯を混ぜ合わせ、10分ほどしっかりこねる。表面がしっとりしてきたらボウルに入れ、ぬれぶきんをかけて30分ほど寝かせる。
2. 生地を24等分し、手で丸くのばす。片面にごま油をぬり、2枚を重ねてめん棒などで薄くのばす。
3. フライパンを熱し、2を入れて焼き色がついたらひっくり返す。表面がふくれたら取り出し、1枚ずつはがす。
《はちみつ鶏の作り方》
フライパンにサラダ油を熱し、鶏肉をいためて中まで火を通す。火が通ったらはちみつとしょうゆを混ぜ合わせたタレをかけ、焼きからめる。粗熱が取れたら薄切りにする。
《薄餅のタレ2種》
中華風:テンメンジャン大さじ3、ごま油大さじ1をよく混ぜる。
クリーム風:マヨネーズ大さじ4、生クリーム大さじ2、ニンニクのすりおろし1かけ分、塩、コショウをよく混ぜ合わせる。

*POINT*
生地は手のひら大にのばす。中火のフライパンで空焼きし、ぷくっとふくらんできたらOK。

●つくった人/中島 有香(なかじまゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。
TEL.&FAX.025(223)5030

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