素材別バックナンバー

SLOW FOOD
キャベツに肉に紅ショウガ。
みんなそろってわいわい食べたい、
焼きたてあつあつのお好み焼き。
小さく焼いておやつにしたり、
大きく焼いてごはんがわりにしてみたり。
当然、ビールのお供にも。

写真:ふわふわお好み焼き


ふわふわお好み焼き
ふんわり&もっちり生地は長芋が決め手

 芋類のなかで唯一、生でも食べられる「やまのいも」の仲間たち。長芋や山芋、自然薯(じねんじょ)など合わせて600種類もあるといわれ、その形状もさまざまだ。なかでも丸い棒状の「長芋」は、中国では紀元前から栽培され、漢方薬にも利用されてきた。みずみずしく、サクサクとした歯ざわりが身上で、料理もしやすいことから、山かけやトロロごはん、揚げ物のつなぎなどに大活躍している。
 やまのいもの仲間たちが別名「山ウナギ」と呼ばれる秘密は、独特のぬめりにある。このぬめりはタンパク質とマンナンが結合したムチンという成分で、胃壁を保護し、タンパク質を体内で無駄なく活用。また、デンプンの吸収を助ける消化酵素も豊富なため、滋養強壮や疲労回復に絶大な効果を持っている。
 和菓子のかるかんに自然薯が使われているように、やまのいもを加えた生地は、もちもちでふんわり。お好み焼きも、驚くほど軟らかく仕上がる。蒸しキャベツをたっぷり加え、肉やシーフードなど好みの具をのせて、ヘルシーなお好み焼きをおなかいっぱい楽しもう。

取材・文/小杉康子 撮影/松永由佳

写真

長イモ…デンプンを分解するアミラーゼが多いため消化吸収に優れ、ビタミン類にも富む。ぬめりのもとであるムチンには、滋養強壮効果がある。
【主な栄養素】ビタミンC、ビタミンB1、カリウム
【効用&効能】滋養強壮、疲労回復、生活習慣病予防
材 料
(直径10cmを約8枚分)


小麦粉:100g
長芋:200g
キャベツ:小1/2玉
チキンスープ:100cc
卵:1個
豚肉(バラなど):適宜
エビ(むき身):適宜
紅ショウガ:少々
揚げ玉:少々
サラダ油:少々
お好み焼きソース:適宜
マヨネーズ:適宜
青のり:適宜
1. キャベツにラップをかけ、全体が軟らかくなるまでレンジで加熱する。冷めたら千切りにして(a)、水気を搾る。

2. ボウルに小麦粉を入れ、あらかじめ取っておいたチキンスープ(b:インスタントでも可)を2回に分けて混ぜる。さらにすりおろした長芋(c)を加えて混ぜ、卵を割り入れて混ぜ合わせる。

3. 「2」に「1」を入れ、スプーンでしっかり混ぜ合わせる(d)。

4. フライパンにサラダ油を入れ、キッチンペーパーなどで全体にのばす。「3」の生地を入れて丸くのばし、紅ショウガと揚げ玉を散らして、豚肉、エビなどを載せて中火で焼く(e)。

5. 片面が焼けたらひっくり返し、両面を色よく焼いたらお好み焼きソースとマヨネーズをかけ、青のりをふる。

*POINT*
キャベツは生だと少量しか生地に混ぜ込めないため、蒸してかさを減らす。チキンスープは市販のチキンコンソメを使ってもOK。

a
A
c
C
b
B
d
D
e
E
F

●つくった人/中島 有香(なかじま ゆか)
料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。最新刊「一度作れば見なくて作れる。―簡単、おいしい、とっておきレシピ」(地球丸、1365円)も好評発売中。教室の問い合わせはTEL.&FAX.025(249)4245・ホームページhttp://www.yuka-chotsu.com

戻る