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ジャガ芋で作った冷たいクリーム・スープを、「ビシソワーズ」という。なんでも20世紀の初頭に、ニューヨークのホテル「リッツ」のフランス人シェフが、おふくろの味を思いだしながら考案したものらしい。 かつてシェフの母親は、つぶしたジャガ芋とポロねぎをチキンスープで煮込み、温かいポタージュを作ってくれた。それが残ると翌朝は冷たいミルクを加え、冷製ポタージュにして食べさせてくれたのだ。スープの注文が激減する夏、なにかいい案はないかと頭を悩ませていたシェフは、母親の冷製ポタージュを思いだした。試しに作ってみたところ大評判となり、やがて世界中に広まってフレンチの定番になった。料理名の「ビシソワーズ」(ビシー風の)は、彼の故郷にほど近い保養地ビシーから取ったといわれている。 南蛮エビの風味が新鮮な「ポテトとエビの冷たいポタージュ」は、めん類に飽きてしまった夏のブランチにぜひ作ってみたい。
取材・文/小杉康子 |
![]() ジャガ芋:多くの栄養素を含み「畑のリンゴ」とも呼ばれる。特にジャガ芋のビタミンCは加熱しても失われにくく、長期の保存にも耐える。またカリウムには体内の塩分を排せつする働きがあり、高血圧症や成人病の予防に効果的。 |
材料(2人分) ジャガ芋(小):2個 南蛮エビ(大):10尾 生クリーム:50cc 固形コンソメ:1個 白ワイン:80cc オリーブ油:適量 |
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●つくった人/中島 有香(なかじまゆか) 料理研究家。大阪に生まれ、結婚を機に新潟市に移る。パリの料理学校でフランス料理を学び、現在は女性誌や自宅などでの料理教室を通して、旬を楽しむさまざまな創作料理を紹介している。本場での修業に裏打ちされた本格派フレンチを家庭風にアレンジしたレシピは、分かりやすくておいしいと大評判。 TEL.&FAX.025(223)5030 |
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