小学校1年生のときに電子オルガンを習い始めてから、東京の音楽学校に入るまでクラシックばかり勉強していました。あるとき、音楽学校の先生に薦められて「ローズ」という映画を見て以来、それまでほとんど聴いたことのなかったロックや映画音楽にも興味を持つようになりました。「ローズ」はロック歌手、ジャニス・ジョプリンの生涯をモデルにした物語。ベット・ミドラーが音楽を愛することに命を懸けたヒロインを力強く演じています。特にエンディングで流れる「ローズ」という曲は静かでとてもきれいなバラードでずっと心に残っていました。最近、いろんなアーティストがカバーしていたりするのを聴き、思い切ってファミリー向けのコンサートで弾いてみたら、子どもたちは大喜び。後で知ったのですが、この曲はアニメにも使われていて、コンサートの後、「あの曲をぜひピアノで弾いてみたいです」と何通もお手紙をいただいたときは本当にうれしかったですね。
この曲に出合うことで、いろんなジャンルの音楽を演奏するきっかけをもらいました。バッハのメヌエットを20分くらいにアレンジして演奏したり、SL「磐越物語号」に乗って新潟から福島まで演奏したり、新潟ジャズストリートにも参加し、音楽を通じて本当にたくさんの人に出会うことができました。今は結婚して演奏活動は休止中ですが、音楽は生活の一部。音楽を教えたり、一人で演奏したり、バンドを組んだり、形にとらわれずこれからもずっと音楽とともに年を重ねていけたらと思います。
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