大萩さんのギターに出合ったのは、3年前の春、母に勧められて行ったコンサートでした。彼のギターは私に本当に好きなことを続ける喜びを教えてくれました。小さいころから音楽の道へ進むことが自然という環境だったので、学生時代はピアノを弾く毎日でしたが、技術的なことばかりが求められ、他人と競争するための演奏に強い疑問を持つようになりピアノをやめてしまったのです。
その後、縁があってカナダのバンフという街に住んでいたときに、近くの教会で1台のピアノがありました。どうしても弾きたくなって1曲だけ演奏させてもらったのがきっかけで「ぜひ教会で」と演奏をお願いされました。日本へ帰ってからも1度途絶えたピアノへの思いはさめず、少しずつ練習を始めるようになりました。
そんなとき、出合ったのが大萩さんのギターでした。特にこのアルバムの1曲目「そのあくる日」を聴いたときは強い衝撃を受けました。彼が紡ぎだすギターの音色は繊細で温かい気持ちにさせてくれます。演奏する姿は、ギターを弾くというより優しく包み込んでいるように見え、ギターを愛している彼の思いが、そのまま澄み切った青空のようにまっすぐに心に飛び込んできました。これは後で知ったのですが、日本人でしかも弱冠20歳で1998年、ハバナ国際ギターコンクール第2位入賞の快挙を果たしているんです。
今、私は再びピアノと向き合い楽しく演奏できる喜びをかみしめています。仕事との両立は大変ですが、これから自分自身に挑戦したいと思っています。途中で夢をあきらめた人でも、もし好き
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