稲荷ゆかり
1963年東京生まれ。授業内容など生徒の要望に合わせたオーダーメードのパソコンスクールEPI(エピ)の代表。現在はパソコンに限らず、女性のための各種講座も企画・実施している。新津市在住。


「パコ デ ルシア ライブ」
(ユニバーサルインターナショナル 1748円+税)

フラメンコギターの魅力が詰まった1枚

 このCDは、1974年にマドリードの王立劇場「テアトロ・レアル」での公演を収録したものです。「パコ・デ・ルシア」はフラメンコギターの神様といわれている人で、このCDは、フラメンコギター独特の“深い音”や“歯切れの良さ”や“リズム”といった魅力をたっぷり味わうことのできる1枚です。フラメンコギターになじみのない人が聴いても、その良さが分かる1枚ではないかと思います。私のお気に入りは、3曲目に収録された「グラナイーナス」。この曲は、今でも繰り返し聴いている大好きな曲。パコの織りなす“深い音”が本当に魅力的で、フラメンコギターの“音”にはまった1曲です。
 いつか生演奏を聴きたいと願っていたので、2001年に彼が来日したときは、公演に通いづめました(笑)。フラメンコは、カンテ(歌)、バイレ(踊り)、パルマ(手拍子)、トーケ(ギター)、それぞれの要素が融合して、即興で独特の“乗り”を作りあげますが、このステージでは出演者の呼吸が一体となり、時にはぶつかり合って、地鳴りのように響き、客席側にゴォーっと波のように押し寄せる瞬間があり、しばし、ぼうぜんとしたのを覚えています。フラメンコの魅力がどこにあるのかを、理屈ではなくからだ全体で感じとることができた忘れられない思い出のライブです。
 フラメンコギターに出合って丸五年。現在は週1回のペースでレッスンに通っています。これからもずっと続けていきたい、ライフワークのひとつになりました。

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