「一番好きな季節は?」と聞かれると、私は冬と答えます。雪が降る前のにおいやシーンとした静けさ、辺り一面真っ白な雪景色に強いあこがれがあるからでしょう。ある時、テレビで北欧の空にオーロラが舞うのを見て、いつか行ってみたいと思うようになりました。
そんな冬の情景にぴったりなのが、舘野泉さんの「Finnish Piano Music Best Collection」です。フィンランドの音楽ばかりを集めたピアノの作品集です。特に5曲目、パルムグレン作曲の「3つの夜想的情景」は夕方から夜、そして太陽の昇る暁へと変わる様子を3部作で表現していて、自然が叙情的に描写された作品です。6曲目の「スノーフレーク」も目を閉じると粉雪が舞ってくるように思えます。北欧の音楽はシンプルで繊細な中に力強い民族の魂が感じられるところが魅力ですね。
現在、新潟市立養護学校で、子どもたちの放課後支援事業「ぽっぷこーんクラブ」(新潟市の委託を受け、新潟市育成会が2003年6月に立ち上げ)の主任介助員として日々、子どもたちと接しています。高校2年の時、自閉症の男の子とピアノの連弾を通して音楽がコミュニケーションのきっかけになることを知りました。彼との出会いがなかったら今の仕事はしていなかったと思います。当初は「学校が終わったのにどうしてまだ学校にいるの」と不思議顔だった子どもたちも、今では「ただいまー」と元気に帰ってきてくれるようになりました。そんな子どもたちと音楽遊びはもちろん、自然に触れ、四季の変化を感じることで大人も子どもも遊びの引き出しを増やし、お互いが向上できたらいいなと思います。
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