経麻朗(きょうまろう)
1949年生まれ、新潟市出身。ジャズスクール「Dream School of Jazz」(新潟市東掘通1-501-1パークサイド白山105号、http://www.dreamschool.jp)代表。10代のころよりバンドの一員として全国各地で演奏活動を行う。1986年、古町通4にて「ドリーム音楽院」を開校、2001年に現在の場所へ移転、「Dream School of Jazz」と改名する。ギタリストとして演奏活動をするほか、CDリリース、作曲、映画音楽を担当するなど、多岐にわたり活躍中。10月1日(日)、新潟市民芸術文化会館で同校20周年記念発表会を開催。問い合わせは025(224)9705まで


ウエス・モンゴメリー
「Boss Guitar (ボス・ギター +2)」

(ビクターエンタテインメント、JAZZ紙 ジャケ十八番シリーズ、1800円)

ジャズを始めるきっかけとなった感動の1枚

 ギターを弾くようになったのは、中学生のころでした。そんな僕がジャズを始めるきっかけとなったのが、ジャズギタリスト、ウエス・モンゴメリーの「ボス・ギター」というアルバム。18歳のころ、音楽仲間の先輩を訪ねたところ、かけてくれたのがこのレコードでした。「僕もこんなふうにやりたい!」。ものすごい感動を受け、そのあとすぐにLPを30枚も買ってしまいました。給料を全部つぎ込んでも足りないくらいでしたね(笑)。同時に驚いたのは、普通、エレクトリックギターっていうのはピックで弾くんですが、彼は親指で弾いていたんですよ。だから音がとてもふくよかなんですね。それ以来、僕もピックでなく親指で弾く練習を始めたんですが、指に血豆ができて大変でした。また、彼は「オクターブ奏法」といって2本の弦を使い1オクターブ離れた音を同時に出すという奏法をとっていたんですが、これまた難しい。当時は今みたいに教本もなく、やり方が分らなくて苦労しましたね。演奏旅行先でたまたま見かけたギタリストがこの奏法で演奏しているのを見てからは、それを手本に練習をしたものです。「ボス・ギター」以外にお薦めアルバムをあげるとしたら、「サテンドール」が収録されている「トリオ」。ポピュラーなところではCTIシリーズ)の中の一作、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」もいいですよ。
 古典的なジャズをウエスから学び、そのほかにもジョン・マクラフリン、ジム・ホールなどさまざまなギタリストから奏法を学習してきましたが、最近はしっとりとした音楽が好きですね。大勢でわーっ、とやるよりも、ギターの余韻を楽しみながら演奏するような。その方が今の僕には合っているような気がするんですよ。

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