
今回のテーマ「脳梗塞(こうそく)」への質問はがきが届いた。新潟市在住、54歳の男性からだ。男性は今年3月に脳梗塞で3週間入院し、2カ月後には会社に復帰した。質問のポイントは2つ。1つめは、「何で私が脳梗塞になったのか分かりません。健康診断でも問題なかったし、糖尿病でも高血圧でも、太ってもいなくて、強いていえばたばことストレスでしょうか?」。2つめは、「この病気は2番(中気)、3番(中気)というのをよく聞くのですが、どのようにしていたらならないのでしょうか? 繰り返すと認知症になるのでしょうか?」。そこで専門医の栗田勇先生に質問への回答と脳梗塞の予防法などをお聞きした。

取材・文/本間由美子 撮影/松永由佳 イラスト/高木久美子(タカギデザイン)

危険因子を取り除き生活をきちんと改善
脳梗塞とはどのような病気なのだろうか。「脳梗塞は脳卒中という病気の一種で、脳の血管(動脈のこと)が血栓によって詰まる病気です」。脳梗塞は3種類ある。細い血管が詰まるラクナ梗塞、太い血管が詰まるアテローム血栓性脳梗塞、心臓でできた血栓が飛んできて脳の血管を詰まらせる心原性脳塞栓症は、長嶋茂雄さんの例で有名になった。
治療法はどこの血管がどういう原因で詰まっているかで、検査の手段や種類や手順が変わる。「以前は血栓を溶かす治療が主でしたが、今は脳保護療法なども行われるようになりました。主治医によく話を聞いて治療を進めましょう」
そして突然大きなまひが起こった場合には、「神経内科と脳外科両方ある脳専門病院にすぐに行きましょう。早期治療ほど回復チャンスも大きくなりますよ」。

脳の血管が詰まる病気 早期治療で回復チャンス
脳梗塞とはどのような病気なのだろうか。「脳梗塞は脳卒中という病気の一種で、脳の血管(動脈のこと)が血栓によって詰まる病気です」。脳梗塞は3種類ある。細い血管が詰まるラクナ梗塞、太い血管が詰まるアテローム血栓性脳梗塞、心臓でできた血栓が飛んできて脳の血管を詰まらせる心原性脳塞栓症は、長嶋茂雄さんの例で有名になった。
治療法はどこの血管がどういう原因で詰まっているかで、検査の手段や種類や手順が変わる。「以前は血栓を溶かす治療が主でしたが、今は脳保護療法なども行われるようになりました。主治医によく話を聞いて治療を進めましょう」
そして突然大きなまひが起こった場合には、「神経内科と脳外科両方ある脳専門病院にすぐに行きましょう。早期治療ほど回復チャンスも大きくなりますよ」。

前触れ症状を見逃さない 寒さ大敵!オール電化で予防
予防するにはどうしたら良いのだろうか。「脳梗塞で一番怖いのは後遺症が残ること。そうならないためにも自分の危険因子をきちんと知り、大きな発作を起こさないために“前触れ症状”を見逃さないことです」
前触れ症状には言葉がうまくしゃべれないなどの言語障害、左右どちらかの手足に力が入らないなどの運動障害、左右どちらかの顔と手足が同時にしびれるなどの感覚障害、視力障害、平衡障害、臙下(えんげ)障害などがある。
また一時的に脳の血管が詰まるが、血流が間もなく再開するTIA(一過性脳虚血発作)も重要な前触れ症状だ。一側の片マヒやめまいなどの短時間の発作で、症状も軽いため見逃しやすいが、TIA経験者の約30%は放っておくと脳梗塞になってしまう。すぐに専門医の診察が必要だ。早期に発見して受診すれば後遺症に苦しまなくて済む。
ほかに脳梗塞を防ぐため、普段の生活から心がけることはあるのだろうか。「寒さ対策をしっかりしましょう」。冬は寒さのために血圧が上昇しやすい。特にトイレや風呂場などに入る前後に大きな温度差があると、血圧が急上昇する危険がある。また高血圧の発作が起こりやすい時間帯は気温が低くなる明け方から午前中だ。「そう考えると全室24時間一定温度を快適に保つオール電化住宅は、脳梗塞の予防に適しています」と笑顔の栗田先生。そうか、温度差のない住まいは脳梗塞を予防できるんだ。家中いつでも快適な温度で大切な家族を守ってくれるなんてありがたい。やっぱりオール電化かな。

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