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![]() また、また、新聞に「アレルギー3人に1人症状訴え」という記事が載っていた。 母親のひとりとして目がくぎ付けになる。住まいとアレルギーとのかかわりも指摘されている。 子どもへの影響はどうなのだろうか。子どもが健康に過ごすにはどうしたら良いのだろう。 疑問が次々わいてくる。そこでアトピー性皮膚炎などの症状や生活での工夫など、5回にわたって専門医からお話をお聞きすることにした。 1回目は新潟大学医歯学総合病院医療情報部助教授・鳥谷部真一先生。 アレルギー全般や生活でのアドバイスをお聞きした。 取材・文/本間由美子 撮影/渡邊久男 イラスト/高木久美子(タカギデザイン) アレルギー原因の代表、 ダニは7月から一気に増加 穏やかな笑顔で迎えてくれた鳥谷部真一先生に、まずアレルギーとは何かを聞いてみた。「アレルギーとは、普通の人なら何も害がないものでも、特別な人が触れたり吸い込んだりすると害を及ぼして反応が出ることです」。例えば、ダニはどの家庭でもいるが、普通の人はダニに反応しない。でもダニをアレルギーの原因とする人が吸い込むと気管支ぜんそく、触れるとアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎などの疾患が出てくる。 次に、ダニが増える環境は、「住まいの環境が大きく作用します」。ダニは気温25℃、湿度60〜70%の高温多湿で増加する。日本の7月から9月初旬までの気候だ。この夏の時期にほこりや人のあかがたまる不潔な家にしておくと、ダニのえさとなって一気に繁殖する。そして9月初旬から徐々に気温が下がると、ダニの死がいが増える。その結果、「9月、10月は子どものぜんそくシーズンとなります」。エアコンなどを使って湿度を下げる工夫も必要だ。 寝室を集中的に清掃し、 布団には防ダニカバー 予防と対策で大切なのは、ダニが増えないように室内を清潔にすること。でも家中を毎日掃除するのはかなり大変だ。そこで簡単で効率の良い方法を鳥谷部先生から教わった。「寝室を集中的に掃除するのが効果的です。ぜんそくは夜中や朝方に出ることが多い上、一日で一番長く過ごすのが寝室だからです」。それからダニがいっぱいの布団対策は、防ダニ用の目の細かい敷・掛け布団カバーや枕カバーをし、それらを洗濯する。掃除機は目が細かい集じん袋をできたら2枚重ね、吹き出し口を開け放した窓に向けて掃除する。 また子どものアレルギー緩和で最も大切なのは、親があまり神経質にならないこと。アレルギーによる病気は、すぐにはよくならない。できるだけ簡単な方法で、アレルギーと気長につきあっていくつもりでいたい。 暮らしの中での工夫で アレルギーは抑えられる そして住まいの環境は、高温多湿にしないことが大切だ。室内の湿度を下げるには水蒸気が出る観葉植物や洗濯物を置かないこと。また、料理や暖房など室内で炎を使うと、水蒸気が発生してダニやカビの原因になる。 先生のお話からも分かるように、住まいと健康は密接な関係がある。読者のみなさんも、これからの住まい環境を「健康」という視点からもう一度考えてみてはいかがだろうか。 ![]() |
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