小学校5、6年生のころ、たまたま眠れなくて、父と一緒にテレビで「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を見たんです。それが、おもしろくて一気に映画ファンになりました。以来、映画好きの父の影響もあり、映画館へもよく足を運ぶようになりましたね。
この「WATARIDORI」は私にとっての2003年ベストワン。CMで予告編を見たとき、「絶対に見に行こう!」と思いました。監督やスタッフが、たくさんの鳥たちをヒナのころから大人に成長するまで長い年月をかけて世話をしながら撮影にあたったというエピソードを知り、余計その思いを強くしましたね。
何しろスケールがとてつもなく雄大なんです。一体これはどうやって撮ったのだろうと思えるような鳥と同じ目線での映像に、自分が一緒に渡り≠している感覚に陥ってしまうほど。白鳥やペンギンなど、身近に感じている鳥たちの細かな動きや習性といったものをあらためて発見できる部分もあったり、美しさだけでなく鳥に突きつけられた悲しい現実も映し出されていたり、そんなところからも監督の強いメッセージが伝わってきます。壮大な映像は、忙しさで煮詰まっていた自分の気持ちを楽にしてくれました。真っ白な気持ちで見ているうちに自然と心に残る作品だと思います。にいがた国際映画祭のスタッフとして携わっているのも、1人でも多くの人に映画を見てもらい、何かを感じ取ってもらえればいいなという思いからです。今月29日まで、えりすぐりの作品を上映していますので、大スクリーンで見る映画≠楽しんでみてくだ
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