山田友子
会社勤めのかたわら、新潟・市民映画館シネ・ウインドにボランティアスタッフとして参加。12月7日に開館18周年を迎えるシネ・ウインドの周年祭で、実行委員長を務めた。新潟市出身、28歳。


「男性・女性」
(1966年 仏)
監督:ジャン・リュック・ゴダール
出演:ジャン・ピエール・レオー、シャンタル・ゴヤほか

「15の明白な事実」という挿話とモーパッサンの短編小説「ポールの彼女」を踏まえた、ポールとマドレーヌの恋愛物語。ゴダール監督最後のモノクロ作品。「名前を教えて」など、シャンタル・ゴヤの曲がふんだんに使われている。
(ハピネット・ピクチャーズ 11月27日発売 2800円+税)


フランス映画にはまるきっかけに

 映画に興味を持つようになったのは音楽からなんです。邦楽、洋楽問わずガールズ・ポップスが好きで、フランス・ギャルに出会ってから、ひたすら60年代フレンチ・ポップスを追いかけるようになりました。彼女のミュージック・クリップをゴダール監督が撮影していて、その公開が「男性・女性」の上映と一緒だったということが作品を知るきっかけでした。60年代のイエイエと呼ばれたフランスのアイドルに昇りつめる過程の女の子を、一番かわいいころのシャンタル・ゴヤが演じ、彼女を振り向かせようと一生懸命に追いかける男の子をジャン・ピエール・レオーが演じています。65年の大統領選挙期間中の2週間、パリ市街で撮影され、古いパリの街並みがそのまま映し出された作品は、政治色が強いのに、ポップに見えるのは、やはりシャンタル・ゴヤが歌う音楽の影響でしょう。
 その時受けた衝撃はものすごくて、フランス語で映画を見たいとフランス人の先生についてレッスンを受けたり、実際パリに行ってみたり、そしてもっとフランス映画を知りたい、フランス映画をもっと新潟で見たいと、シネ・ウインドのボランティアスタッフに参加しました。最初は、映画の知識もほとんどないのにスタッフなんてと思っていたのですが、市民による手作り映画館ということもあり意見やアイデアを出し、熱意が伝わればすぐに聞いてもらえました。そして昨年、フランス・シネマ・カフェという企画を立ち上げ、「男性・女性」を2週間上映してもらえたのです。新潟で自分の好きなことができる、こんな幸せなことはないなぁと思いますね。

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